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NYCへLet's Go! (2日目:2月1日)

2日目のスケジュール

①NYCを朝散歩
②隣のスーパーで朝ご飯を買う
③国際連合へ
④フードコートでお昼ご飯を食べる
⑤The New York Public Libraryへ
⑥リボンとボタンのお店
⑦パン屋さん巡り
⑧メイシーズ  ヘラルドスクエア本店
⑨隣のスーパーで夕ご飯調達
⑩ファントムのミュージカル

NYCの朝

 朝6時半。ぶらりとホテル周辺を散歩してみる。NYCの朝は早い気がする。多くのビルでは明々と電気がついているし、スタバやカフェでは朝活をしている人がいる。路上には口から白い息を出して足早に歩く人がちらほら。「何この優雅な朝は!?」、「タイムズスクエアの朝は何時なの!?」とつい突っ込む。地元の岡山や現在の居住地である京都を思い浮かべると、ここまで明るくザワザワとしている様子は想像できない。
 隣のスーパーでふわふわのスクランブルエッグとパンケーキを食べた。驚いたのは卵白のスクランブルエッグもあったこと。苺に林檎にメロンにグレープフルーツにキウイに葡萄にマスカットにオレンジ…数種類のフルーツとヨーグルトもあった。面白いのがカットフルーツだけではなくて、リンゴとバナナとオレンジに関しては丸々一つ置いてあったこと。林檎を皮ごと頬張る方もいて、なるほど!と納得した。
 朝からたくさんの食べ物に囲まれて幸せだったがここでも食費と葛藤。何を買っても高くつく。そして、そろそろ納豆が恋しくなる。日本食で育ってきた私にとっては、やはり、日本の味が一番落ち着く。でも、ここまで来たから現地の食事を楽しみたいな~とも。

国際連合って何するところ?

 2日目のスタートは国際連合。無料ガイドツアーに参加。国際連合の取り組みや部屋の紹介をしてくれた。もちろんオールイングリッシュ。ガイドの方は周りを見渡して、出身地の異なる一人ひとりの参加者を取りこぼさないように配慮して下さる様子が見られた。さすが、国際連合に勤める職員。意識しなければ取りこぼしてしまうところがあることを知っていることがさすがだと思う。私もそうありたい。
 伝わっているかと私に気を配りながら、こちらを向いて丁寧に話してくれる。彼の目線が私に向くたびに、私は申し訳ない気持ちと情けない気持ちでいっぱいになる。なぜなら、一生懸命説明してくれてもほとんど聴き取れないからである。国際連合に対する基本的な知識もないので、たくさんの専門用語が聞こえてくるけど意味が分からない。すごく悔しかった。もっと英語ができたら、もっとガイドの方の話が理解できたら、そこに自分自身で面白さを見つけ、質問したり、対話につながったりするのに…と。恥ずかしながら、国際連合って何をするところなのか、どんな人が働いているのか…教科書で習った各機関の名前だけ知っているぐらいだったので、ツアーが終了してから慌てて調べた。自身の英語力と国際連合に対する知識量、今の自分がどの地点にいるのか分かったから、ここからどう登っていくかに軸足を置こうと思う。

国際連合にあった写真で一言

 国際連合にあった写真がとても面白かったので、ここに残しておきたいと思う。見た瞬間、うわぁ〜っと簡単の声が出た。見る視点が変わると見えるものも変わる。大学院の授業で何度も言われた言葉。でも、それをアートで表現するとこうなるんだと思った。だからこそ、物事をどこから見ているのかを理解して、互いの考えや思いを分かりあおうとする「対話」が必要なのだと思わされる。

左から見た写真
右から見た写真


 国際連合の方のお話の中で心に残っている言葉が「対話」である。よりよい「対話」のために席の配置や雰囲気作りを心がけていると言っていた。やはり、対話は設定することが必要であり、設定しないとできないものになってしまっていると再認識した。

 伝えたい気持ちを表現しやすいのは日本語なのに、なぜか分からないけど、英語の方がワクワクします。そして、英語を話している自分が好きなんです。自分に自惚れているのでしょうか。でも、英語が話せたら、日本語だけでは関わることができない方々との交流が始まることも魅力の一つであるとも知っています。

フードコートで感じたこと


 そのあとはフードコートで昼食を食べた。ピーク時間だったので、すごく混んでいた。平日だから、働いている方々だろうか。スーツを着た方々が集まって何か楽しそうに話しながら食べていた。日本のフードコートと比べると、人同士が密着してて、誰が隣に座っても大丈夫な雰囲気。知り合い同士かと思ったら、全然違った。そう見えるくらいフレンドリーで、今日会った初めまして同士には見えない関係性がそこにはあった。
 新型コロナウイルス感染症の影響で黙食が強いられる日本とは全然違う光景。でも、食事をしながら話し合う中で生まれる提案や関係性があると思うと、この雰囲気も悪くないと思う。
 混雑した中で、焦っていたのと、英語が聞き取れず、頼みたいものと違うものを注文してしまったらしい。怒りと落胆の感情が抑えられなかったけど、自分がちゃんと話せなかったからだと言い聞かせる。あの時食べた辛さは気持ちが反映したのか、すごく辛かった。
 「話せない」、「伝えられない」からと理解しようとしてくれる人ばかりではない。日本では当たり前に注文を取り変えてくれたり、言葉が違うとゆっくりとメニューの紙を見ながら説明したりしてくれるだろうけど、それが当たり前ではないということに気付く。

The New York Public Library


 そのあとは、図書館に行ってここでも無料で案内をしてもらった。ここでは同い年くらいの女の子と一緒に説明を聞いたんだけど、その子が質問した内容がよかったようで褒められていて、すごいなと思った。同時に、すごく悔しかった。英語がもう少し理解できていれば聞き取れたことも、質問できたこともあったと思う。でも、それができない。知識も英語力もない私が心から楽しいと思えることは食べること、ショッピング、景色や建物の美しさや壮大さを感じ取ることである。もっと英語を学びたい。もっと知らないことを知りたい。

木製のエスカレーター!?

 次に訪れたのはNYで最大のデパートMasy's. お目当ては木製のエスカレーター。一言で言うと、子ども心をくすぐってくれるエスカレーターだった。まるで、木馬に乗ってどこか夢の国に連れて行ってもらっているような気持ちになった。木製ならではの変わった音がするのも心地いい。そこでお勧めしてもらったラルフローレンの香水の香りが今もスマホに残っている。スマホを触る度にかすかに香る甘い匂い。香水はほのかに香るぐらいが丁度いい。

ファントム=オペラ座の怪人

 夕ご飯の後は待ちに待ったファントム。行きのフライトで予習したので、ストーリーは読み取れた。ダーン、ダダダダダーン…オーケストラの音がずっと耳に残っている。歌声も音色も最高だった。唯一心残りだったのが座席。一番後ろだったので、次に行くときは前列で見たい。でも、音の勢いは後ろまで届いた。空気の音波がビシバシ届いてきた。

おわりに

 時差で中々眠れない。眠れても寒すぎて目が覚める。なんと、窓が開いていたらしい。掃除の人が閉め忘れたのかな(笑) ホテルの支配人に毛布を借りに行った私の勇気に拍手。その支配人さんが閉めてくれました。
 二日目もよく歩いて足がパンパン。でも、歩くことでバスや地下鉄では出会えないものとの出会いがある。その出会いの一つひとつに感謝したい。



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