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餅とり粉で野菜の天ぷら
天ぷらの“衣”
7月のとある日、今日は【ししとう】を天ぷらにして食そう!そうしよう!
と決め、小さいながらも収穫のできたナスと、既に収穫をし保存をしていた玉ねぎも加えて、天ぷらをする決意をした。
そう、自分にとって“天ぷら”を作るには少々の覚悟というか、決意が必要となる。
調理後の後片付けや油の後始末等、考えるとちょいと億劫になり遠ざけている料理の1つ。
でも、今回はやる気と元気が何故か増し増しだった。
そして、その気持ちは止まることも少しの変更も許さなかった…
野菜の下準備は万端で、さあ“衣”の準備に取りかかろうと“お粉”を探す。
天ぷらを作るために“天ぷら粉”なるものは、常備していない。
ごく稀にしか作らないので、いつも使用する“粉”は“薄力粉”。
そして、その“薄力粉”はほぼ常備されているので今回も当たり前の様に“ある”モノだとして調理をスタートした。
が、なかった。。。
『え?』と思い、何度もいつも置いている場所や購入時のストック場所など見直した。
でも、ないものはないし、そんな広大な置き場所でもないので一目で確認できる。
何度も見直す必要さえない広さと場所。
それでも、繰り返しながら、思い返しながら、、、思い出す。
『あ〜、あの時(少し前のお菓子作りの時のこと)もう夏場に残していても使わないかもしらんから全部使用したっけか…』と。
そして、一瞬考える。
“衣”なしの“素揚げ”でいくか?
それもまた良いか??
いや、もう口も心も“衣付き天ぷら”だ。
それ以上でも、以下でもない!
ならば、、、どうする??
封の空いた“粉”らしき“粉“で使用できるものは??
「きな粉」 ✖️味がおかしくなるぞ!やめとけ!!
「スキムミルク」✖️早まるな!何を考えている!!
「抹茶粉」 ✖️まだ使用し終わってないのか!!ふざけるな!!
「すり黒胡麻」 ✖️“衣”に混ぜて揚げるならアリかも…じゃない!!
ちなみに、封の空いていない粉はなかった。
強力粉も片栗粉もこの前に使用し切っていたのだ。
そして、1つだけ、『もしかしたらいけるんじゃね??』と思った“粉”が…
『餅とり粉』
よくお菓子作りの時に、コーンスターチの代用として片栗粉が使用できたりするので、手持ちの『餅とり粉』にも(コーンスターチの代用としても使用可)と記載されていたので、何となく単純に使用用途は違うけど「いける」と思うたのです。
いざ、実践
そして、餅を作ろうとして購入し、餅つき機が故障しており開封したものの余りに余っていた『餅とり粉』を使用し“衣”作り。
ただ単純に、粉と水を混ぜて冷やしたのみ。
そして、何だかもの凄いシャバシャバ感。
(もう不安しかない)
けど、お口とお腹はもう“衣付き天ぷら”を欲しまくっていたので、揚げ開始。
できた“餅とり粉使用の野菜の天ぷら”が、こちら↓
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113323292/picture_pc_479b8c9636d3a3d6e2b0cf7638cc7a0a.png?width=1200)
一見、まあ良い感じに完成した様に見えるでしょう?
見えますよね??
いざ、実食
ガリッガリです。
“衣”ガリッガリですw
お野菜自体は柔らかくて美味しいんですが、とにかく外側の“衣”ガリッガリです。
サクサクとかカリカリの様な軽い食感ではない、重いとかでもない、とにかくガリッガリです。
歯応え重視で“ガリッガリ”食感味わいたい方のみにオススメの調理法ですw
(酢玉ねぎ+醤油で美味しくいただきました)
卵も入れたら良かったんだろうか…
いや、もう何入れても入れんでも使用した“粉”自体がガリッガリ食感を招く根源だったんかな…
天ぷら粉について
天ぷら粉は、グルテンの元になる“タンパク質”の少ない薄力粉とでん粉などをバランスよく配合して作られている“粉”だそうな。
なので、通常の薄力粉に比べてグルテンが出来にくくなっており簡単に誰でもサクッとカラッと美味しい天ぷらが作れるそうな。
卵粉も入っているので卵を入れなくとも、水と混ぜ混ぜするだけで簡単美味しい“衣”が作れる仕様になっているそうな。
スンバラし。
天ぷら粉を使わずして、小麦粉(薄力粉)を使用して“衣”を作る際に必要なモノ
小麦粉
卵
冷水(←これ重要)※粘り[グルテン]を出さないために使用
1、冷水と卵を箸でよく混ぜ混ぜ
2、小麦粉を振るって投入(※空気が入り軽い仕上がりに)
3、箸でさっくりと手早く混ぜ混ぜ(※混ぜ過ぎ注意、グルテンできちゃうよ)
少々粉っぽさが残る程度で混ぜ終わり+揚げる直前に作るのがベストとな
ふ〜ん。
調べてみて理解した。
何となく、冷水使用とか“衣”冷やすとか、混ぜ過ぎないとか、粉っぽさ残すとかとか見聞きして覚えてたけど、なるほど。
何をするにもきちんとした理由があっての工程と材料。
いつも見切り発車で大体でふんわり情報の上に蓄積された自分情報を加えて、えいやで作るから心底『うんまい!!』と思うものが、中々完成されないんだなと実感。
でも、大体『うん、うまい!』とは思えているから、良いのかなとかも思ったりして。
そして、ちょっと、“天ぷら粉”に興味湧いた。
料理下手の自分でも、サクッと美味しい“天ぷら”を作ることのできる“魔法の粉”
次回挑戦する時は、買ってみようかな…と思ったのでした。
それでは、また!