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本能マインドセット(≒エニアグラム)診断結果

海外の方が作成した、エニアグラムベースの診断。

下記Googleドキュメントにて理論が読めます。英文です。

たまたま見かけたのがきっかけですが、人の診断結果を見ても何を意味しているか全くわかりませんでした。
エニアグラムに関係していることは分かっているものの、理論は英長文だし、結果をどう読めばいいかもわからないし…
ということで、試すのが一番手っ取り早いためチャレンジしてみました。
設問数は大体50問ちょいだった記憶。
結果はこちら。

どういうこと???

良く分からない記号が4つ。
下の方に描いてあることが解説だろうと思い、翻訳してみるとこんな感じ。

①ハート・タイプは、感情、情動、そして他者に対するイメージを重視します。ハートタイプの人は、自分に何らかの価値が欠けていると 感じているため、自分に価値を与えることに関心があります。ハートタイプの人は、自分の価値に関して、内なる不安に突き動かされ、何らかの方法で自分の価値を証明する必要がある。

②対立タイプは他人に対して反発します。デフォルトでは、他人は自分の望みや欲望を制限するものだと考えています。対立タイプは個人的な動機づけが強く、他者よりも自分の欲求や利益を重視する傾向があります。ジークムント・フロイトのイドの概念とほぼ一致する。

③反応型 - 反応型は、物事がうまくいかなくなり始めると、大きく激しく反応します。逆境に直面すると、事前に考え ることなく反感的な反応を示すこともある。その反応性は、時には手っ取り早い解決策となり、敵を威嚇することに成功することもあるが、時には問題に対するより慎重なアプローチよりもダメージを与えることもある。

④フラストレーションタイプは現実に不満があり、その代わりに、より良い別の現実を求めます。そのため、この現実を自分の代替現実にする必要がある。彼らのフラストレーションは、現在の世界に対する逃避的な衝動として表れ、より良い代替案を理想化します。

あなたのエニアグラムのタイプはタイプ4である可能性が高いが、多くのタイプ4とは異なり、あなた自身のアイデンティティ感覚や独自のイメージを確立するためのアプローチは、他者から身を引くことではなく、他者が確立した文化にもっと積極的に反対することから生まれる。そのため、あなたは珍しく攻撃的なタイプ4であり、あなたのアイデンティティは主流派にもかかわらず作り上げられたものである可能性が高く、自分自身の独自性と複雑なアイデンティティを称賛し、主流派や平凡なものを厳しく軽蔑している。

結果ページの翻訳

勝手に①~④の記号を付けましたが、理論を読むと左上から順に相当するものらしいです。
また、この4つの要素はエニアグラムで用いられる「三つ組み」のようです。

①センター:
ガッツセンター、ハートセンター、ヘッドセンターの三種。性格の中心になりやすいとされるエニアグラムの基本的な部分。
今回の結果は分かりやすいマークのハートセンター(ハート・タイプ)。自己イメージを意識するハートセンターはタイプ2,3,4が該当します。

②ホーナイ:
自己主張型、追従型、遊離型の三種。社会的スタイルを指します。
今回の結果は自己主張型(対立タイプ)。戦う気満々の双剣マーク。その名の通り主張が強い自己主張型はタイプ3,7,8が該当します。

③ハーモニクス:
楽観型、合理型、反応型の三種。問題に直面した時の反応を示します。
今回の結果は稲妻マークの反応型。問題解決よりまず感情的反応を示す反応型はタイプ4,6,8が該当します。

④ハーモニートライアド:
あまり知られていないかもしれない4つ目の三つ組み。海外のページですが、詳細は下記。

アタッチメント(執着)、拒絶、フラストレーションの三種。
今回の結果はフラストレーション。欲求不満でイラついているのか怒りマークです。フラストレーション・トライアドはタイプ1,4,7で構成されます。

ここでの正式なタイプ名は「HORF」。Heart/Opposing/Reactive/Frustration、つまり①~④の型の頭文字。
ここで取り扱うタイプは81種類もあるそうです。
①~④を総合し、②を除き最も該当するものが「タイプ4」でした。
②が自己主張型だったため、「攻撃的なタイプ4」と称された結果になっているのだと思います。
もし②が自己主張型ではなく、タイプ4が該当する遊離型であればガチガチのタイプ4と判定されていたはずです。
こういうところがこの診断の面白いところで、結果が同じタイプだとしても①~④の組み合わせ次第で偏りが生じます。
それぞれの組合せがどういった性質を生み出すかは冒頭の理論にまとめられています。
興味のある方は翻訳して見てみてください。個人的にはかなり面白かったです。

というのも、かつてエニアグラムのセミナーを受講した際の質問紙への回答では、タイプ7のスコアが最大で次点がタイプ4でした。まあすぐにタイプ7ではないと分かってしまったのですが…。
タイプ4にしては外向きで、「そこはタイプ4じゃない」と否定されもしましたが、そもそもタイプ4が誇る「個性」がバラバラすぎて難解なんだとか。
その辺の話はまた別途。

更に余談ですが、一般的に「攻撃的な傾向が強いT4」はトライタイプ478と紹介されています。
トライタイプ提唱者も確かT8の478だったかと記憶していますが、元々そういう風に説明されているのかどのサイトを調べてもかなりアグレッシブなイメージです。

また、この診断ではエニアグラムにおいて大切な要素が省かれています。
それは「動機」。
エニアグラムで取り扱う三つ組みとの関連のみでタイプを判別しているので、動機には触れていません。
そのため、解釈違いによる誤差もあると理論ドキュメントの最後に記載されていました。
それでもユーザー評価としては「当たっていた」「面白かった」という肯定的な感想が多かったです。
わいも同じやで。
時間のある方は是非お試しください。


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