無理せんでね、出来たらでいいからね
タイトルは、過去に勤めていた職場の方からかけてもらった言葉。
優しさと、余裕と、思いやりが詰まっていると思う。
この言葉の前には、相手は、私にあることを依頼してきていた。
私は、勤務中に依頼されたものだから、もちろんやるつもりで、何がなんでもやるつもりで、「やっておきます」と返事をした。
そのあとに言われたのが題名の言葉だ。
肩の力が抜けた言葉
「無理せんでね、出来たらでいいからね」
常に何かに追われているような感覚で仕事をしていた私。
声をかけられた時も、これもやらなきゃ!と肩に力が入ってしまった。
でも、この言葉をかけてもらって、スッと肩の力が抜けた。
こんなふうに相手を思い遣った声をかけられるこの人はどんなふうに生きてきたのかなと気になった。
高齢の方だったので、これまで忙しい現場で働いていただろう。
それなのに、威張ることなく、相手を気遣いながらお願いする。
素敵な人だと思った。素敵な言葉だと思った。
言葉一つでやる気は変わる
自分を振り返った時に、私は誰かに頼み事をする時は、どちらかというと「すみませんがお願いします」というような言い方をしてしまうことに気づいた。
「すみません」と言って、申し訳さのようなものを相手に与えてしまっている気がする。
今回かけてもらった言葉は、相手を思いやりながら、少し期待するを表しているように思う。
思いやってもらったうえに、期待されたら、なんだかこっちからやりたくなってしまうではないか!
人に頼ることを覚えたい私にとってはありがたい体験
いまだに、頼み事をする=相手の負担を増やすと思ってしまいがちな私。
頼み事はよくないことという認識がなかなか外れない。
こんなふうに、なかなか人に頼れない私だけど、言葉一つで頼まれる側の気持ちは大きく変わることを実感した。
相手を気遣って、少し期待していることも伝える。
なかなか高等テクニックのように感じるけれど、私の使う言葉にも取り入れてみたいと思う。