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最高のきっかけを見つける方法

私はヨッシァーロックの鮮やかな謎解きに憧れ
自分も探偵になると決めた マルソンだ。

ヨッショーロックの虜になったのは
この事件。


全貌が明らかになったとき
笑いの涙で頬がぬれていた。

これがヨッシァーロックとの出会いだった。

弟子にしてもらうには
どうすればいいだろうか…

そんな私の元に、

『きっかけ』の正体を教えて欲しい

という依頼が舞い込んできた。

ヨッシァーロックの弟子になりたいなら、
このくらい一人で解明できなくてどうする。

というわけで、
調べてみることにした。

「きっかけさえあれば私だって…」

誰でも一度くらい
そう思ったことがあるだろう。

「きっかけさえあれば変われるのに…」
「きっかけさえあればもっと飛躍できるのに…」

でも、『きっかけ』というヤツは
一体どこで出会えるのか
どんな姿をしているのか
はっきりとしたことがわかっていない。

『きっかけ』を掴みかけたけど逃げられた。
『きっかけ』かと思ったら違っていた。

朝から街中を歩き回って聞き込みをしても、
聞こえてくるのはこんな話ばかりだ。

ヤバイ…
これでは弟子になるのは夢で終わってしまう…


辺りはすっかり暗くなり、
見上げると三日月が浮かんでいた。


疲れた…
ちょっと休憩しよう。


街角の古びた喫茶店に入ると、
そこに40、50代くらいの男性がいた。

黒いサングラスに黒い帽子に黒い服。

古びた赤い椅子に
全身黒のコーディネートが目を引いた。

一見、怪しそうなこの男性だが
マルソンの勘ピューターが反応した。 


何か情報を持ってそうだ!

「ちょっとお聞きしたいのですが…」

男性は静かにコーヒーを置き、
私の質問に答えてくれた。


ここに来て、
やっと有力な情報を得ることができそうだ。

私は急いでメモを取った。

どうやら『きっかけ』は
恐怖と一緒にあらわれるらしい。

だから、多くの人は『きっかけ』とわからず
逃げ出してしまう。

そりゃそうだ。
誰も好き好んで恐怖体験をしたい人はいない。

得体の知れないものは
怖くて当然だ。

ただ、この恐怖と一緒に進んだ人にだけ
きっかけは微笑むらしい。

「危ない!」
「怖い!」
「不安!」

とみんなから恐れられても、
それがいつしか

「最高!」
「すごい!」
「便利!」

という称賛の声に変わっていく。

「怖いな」と思うことや
「不安だな」と思うこと。

「苦手だ」と思うことや
「不可能だ」と思われることは、
実はとっても重要なことのようだ。

だから、それを感じたら、
『きっかけ』を掴むチャンスだ
と思ってほしい。

どうだろう。
『きっかけ』の正体が
おわかりいただけただろうか。 


それにしても、この男性。
一体、何者だろうか…

・・・・・・・・・・・・・・・

ヨッシャーロックと絡みたかった
マルソンこと まるです。

笑いの要素を入れるという
高度なテクニックは私には無理ですが、
言いたいことは伝わったでしょうか?

マルソンは前途多難なようです (。-∀-)

お付き合いいただき
ありがとうございました。

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