【AoE3DE】兵種について その②【AoE3】
今回は兵種について その②です。軽騎兵について説明していきたいと思います。砲兵はどこに行った?砲兵の説明まですると記事が長くなって公開も遅れるのでその③で説明します。
ユニットの特性についてボーナス等を絡めて説明するので、前回の記事を先に読むことを推奨します。
軽騎兵
重騎兵や砲兵に強く、軽歩兵に弱い遠隔射撃騎兵。
今回は実例として以下の3種類について説明していきたいと思います。
1.竜騎兵
2.弓騎兵
3.投槍騎兵(DEで追加)
他にもユニークな軽騎兵もいますが、役割的には上記のどれかに近い運用になると思います。
【共通点】
これらの軽騎兵は、
・遠隔攻撃が可能
・重騎兵と砲兵に対してボーナスが設定されている
という共通点があります。そのため、敵の重騎兵に対して効率的にダメージを与えることができます。歩兵の槍と弓の関係に近いですね。
半面、軽歩兵に対しては
・1.5倍のボーナスダメージを受ける
・射程も圧倒的に負けている
ため、軽歩兵との撃ち合いは不利です。(軽歩兵側が軽騎兵に対して明確にアンチ)
また、マスケット銃兵からの遠隔攻撃はボーナスこそなく、大半の重歩兵は遠隔耐性もありませんが、コストを考慮すると軽騎兵でマスケット銃兵と撃ち合うのはあまり向いていません。(ユニットの種類次第だけどマスケ側がソフトアンチ)。
槍やマスケに近接されると対騎兵ボーナスがあるため大ダメージを受けますが、…移動速度の違いから重歩兵で殴るのは現実的ではないですね。(むしろ槍兵なんかは軽騎兵からの遠隔攻撃で一方的に殺される。)
あと共通して農民に対するx0.5倍のボーナスを持っているので荒らしには向いていません。なぜそんなボーナスがあるかというと、単に最速ユニットである軽騎兵荒らしのクソゲーになるから、というメタ的な理由だと思います。ちなみにDEでラコタのボウライダーにも農民0.5倍ボーナスがつけられました。やったぜ。
1.竜騎兵
銃を装備した騎兵で、
・軽騎兵の中では高い単発攻撃力
・ゲーム中最速クラスの移動速度
・遠隔耐性を持つ
のが特徴です。また、銃を持っているユニットの共通の特徴として、武器を構えてから実際に撃つまでのモーションが弓のモーションよりも早いです。そのため、押し打ち/引き撃ち(1発撃つごとに距離を詰めたり離したりしながら撃つこと)に非常に向いています。
注意しないといけないのは、アンチ対象である重騎兵相手でも接近されると逆に倒されてしまうこともある、ということです。どういうことかというと、例えばハサー相手だと竜騎兵は
26(基礎ダメージ)x3.0(重騎兵ボーナス)x0.8(ハサーの遠隔耐性分)≒62
ダメージを、射撃速度3.0で攻撃します。
一方でハサーから竜騎兵の攻撃は基礎ダメージ36を速度1.5なので、射撃速度の間隔をそろえると72換算になります。さらにHPもハサーの方が圧倒的に高いです。そのため、お互いに少数同士だったり重騎兵の数が竜騎兵よりも多い場合は重騎兵を処理しきる前に殴られて死ぬ可能性があります。
とはいえ、軽騎兵は遠隔攻撃で後列からも攻撃できるため、竜騎兵でも十分な数であれば重騎兵に張りつかれる前に倒すことができます。また、重騎兵よりも足が速いため、逃げながら攻撃することで一方的な攻撃をすることも可能です。
2.弓騎兵
弓を装備した騎兵で、
・軽騎兵としては高いHP
・竜騎兵程ではないものの高い移動速度(TADの頃よりも上昇)
・近接耐性を持つ
のが特徴です。素のHPが高いため遠隔攻撃に対する実質的なHPは竜騎兵と同等、かつ近接攻撃にも耐性を持つので軽騎兵としては非常に硬いです。また、連射速度も速いため竜騎兵に匹敵する攻撃力もあります。
ただし竜騎兵での説明にもあるように、弓での攻撃はモーションが長く、足もわずかに遅いため引き撃ちはやや苦手です。
竜騎兵とは異なり近接耐性持ちで、重騎兵からの突撃にもある程度耐えることができます。そのため、重騎兵に弱い軽歩兵や砲兵の護衛に向いています。
投槍騎兵…の前に
ひとまずここまでで竜騎兵と弓騎兵の違いについて説明しましたが、竜騎兵と弓騎兵には他の射撃兵にはない特徴があります。ステータスを見てみましょう。
近接攻撃が設定されてないんですね。
マスケット銃兵やスカーミッシャーの場合は敵が遠隔攻撃の下限射程(マスクデータで大体1.5ぐらい)よりも接近していると自動的に近接攻撃を行います。言い換えると接近している相手には遠隔攻撃をすることができません。
しかし、竜騎兵や弓騎兵などの大半の軽騎兵は遠隔攻撃の下限射程がなく、敵が隣接した状態でも遠隔攻撃を行います。これで何か問題があるか?と言われるとそれほど問題はありません(あるときはある)。が、投槍騎兵の性能を解説するための予備知識として知っておいてください。
ちなみに竜騎兵は近接に切り替えると、
・攻撃力半減/攻撃速度2倍(1.5になる)
ため遠隔攻撃と同等な火力が出ます。
一方で弓騎兵の場合、
・攻撃力半減/攻撃速度変化なし
なので遠隔攻撃よりも火力が低下します。
実践的な話をすると、竜騎兵は近接火力があっても近接耐性がないためわざわざ敵と接近したくないし、弓騎兵は近接耐性があっても火力を下げてまで敵を殴る必要もないので、近接攻撃を使うことは「ほぼ」ないです。
3.投槍騎兵
DEのDLC「The African Royals」で実装されたエチオピア/ハウサ共通の軽騎兵です。ある程度習熟しているプレイヤーからすると、「他のユニークな軽騎兵を差し置いてこいつだけわざわざ説明するんだ?」と思うかもしれませんが、他の軽騎兵にはない特徴があり、同じ感覚で相手取ると分からん殺しを食らう可能性があるためです。(DEからの追加ユニットでTADからの復帰者にも知っておいてほしいというのもある。)
これが投槍騎兵のステータスですが、竜騎兵や弓騎兵とは異なり近接攻撃が表示されています。つまり、「接近すると自動的に近接攻撃を行う」、ということです。そして、その近接攻撃が遠隔攻撃と同じ威力、同じ射撃速度に設定されています。そして重騎兵に対するボーナスは4.5倍…なんと遠隔攻撃よりもダメージが高くなります。
つまりどういうことか。重騎兵で殴りに行くと隣接した投槍騎兵は高い攻撃力で遠隔耐性を無視して殴り返してくるうえに、隣接していない投槍騎兵も遠隔攻撃で攻撃してくるので、有利と決め込んで接近してきた重騎兵を逆に倒すことができます。(数次第だけど)
と、まあ、対重騎兵に対しては強いけど
・人口枠1のユニットのため個々のHPは低く歩兵に撃ち殺されやすい
・移動速度が6.5と重騎兵と同等なので他の軽騎兵に比べて汎用性が低い
というデメリットもあります。
また、実践で比較したわけではないので絶対にそう、とは言い切れませんがメキシコのチャロみたいに射程の長い重騎兵に対しては自動的に近接攻撃ができないため当たり負けするおそれもあります。
フィンランドのハッカペル(TADの傭兵ハッカペルは別ユニットに転生しました。)も自動的に近接攻撃を行いますが…まあ、ハッカペルそんなに出てくることもないし、人口枠まで考慮すると近接攻撃の対重騎兵が高いわけでもないのでそんなに気にしなくてもいいです。
以上、軽騎兵の説明でした。
ちなみにDEでは「遠隔重騎兵」というジャンルの重騎兵が追加されました。(旧ハッカペルの転生先がそう)
軽騎兵と同じく遠隔攻撃ができますが、重騎兵に対するボーナスはなく、軽歩兵からの攻撃にもボーナスが乗らない…どころか対騎兵x0.6倍が乗るためダメージが減衰します。そのうえ高い遠隔/近接攻撃力があるため、軽歩兵へのアンチになっているので気を付けてください。
軽騎兵との見分け方?覚えておくしかないです。
次回こそ砲兵についての説明をしたいと思います。
これも固有ユニットまでは解説せず、共通点と代表的なユニットと運用方法について説明して行きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?