【AoE3DE】ユニットへの攻撃ボーナスとダメージ計算【AoE3】
今回は前回の予告通り、ユニットへの攻撃ボーナスとダメージ計算の説明をしていこうと思います。あらかじめ言っておくと、AoE3のダメージ計算(自体は)はかなり単純なので簡単に覚えられると思います。
ダメージ計算
AoE3のダメージ計算はいたってシンプルで、
基礎攻撃力×攻撃ボーナス×(1-耐性)
で出すことができます。
耐性については前回説明しましたね。大体のユニットは10~30%の耐性が付いており、それぞれの属性によるダメージを除算することができます。
攻撃ボーナスについて
AoE3において有利な相手に攻撃した場合、攻撃ボーナスが入り大ダメージを与えることができます。槍が馬に攻撃した場合がその典型ですね。では実際にどのような設定がされているか具体例を見ていきたいと思います。
マスケット銃兵を例に説明していきます。
マスケット銃兵の近接攻撃には3x蹄鉄マーク、2.25x足マークがついていますね。
これが攻撃ボーナスで、対象の敵に攻撃した場合、この倍率が積算されます。蹄鉄マークは騎兵、足マークは衝撃歩兵を意味しています。
前回記事に書いた耐性を踏まえると、実際に馬相手に与えるダメージは、
遠隔攻撃23×(1-0.2(仮))=18.4
近接攻撃13×3=39
となります。さらに近接攻撃は攻撃速度が1.5、つまり遠隔攻撃の倍のレートで攻撃できるので、実質的なダメージは78と考えることができます。(約4倍)
これがマスケット銃兵が遠隔攻撃よりも近接攻撃の方が馬に効率よくダメージを与えられる理由です。
つづいてスカーミッシャーのボーナスの説明をしていきます。
遠隔攻撃のボーナス欄に、重歩兵(青い人マーク)x2,軽騎兵x2.5(蹄鉄+矢のマーク)x2.5,遠隔衝撃歩兵(足+矢のマーク),騎兵x0.6,衝撃歩兵x0.6と記載されていますね。
「もう説明しなくても大丈夫、マスケの例の通りでしょ?」と思っている人もいるかもしれませんが、重大な勘違いをしているかもしれません。
基本的に軽騎兵,遠隔衝撃歩兵属性を持っているユニットは騎兵,衝撃歩兵属性も兼ね備えています。そういった場合はボーナスが積算されるので、上の例でいえばスカーミッシャーは軽騎兵と遠隔衝撃歩兵に1.5倍のダメージを与える、ということになります。
こういったボーナスが打ち消されるパターンはいくつかあり、プレー歴の長い人でもたまに勘違いしている人がいるので注意してください。
最後にハサーです。
この流れでいけばハサーには軽歩兵にボーナスが付いていると思うかもしれませんが、ハサーには何のボーナスもついてないんですね。
「え?じゃあハサーは軽歩兵のアンチじゃないの?」と思うかもしれませんが、ちゃんとアンチとして機能しますのでどういうことか解説していきます。
例えばマスケット銃兵の近接攻撃は基本13です。ボーナスがない相手に近接攻撃をした場合、本当に13しかでません。近接専門の長槍兵で8、ドイツが誇る近接エリートのドッペルゾルドナーでも20です。
一方でハサーの攻撃は攻撃力は30。火力の差は歴然ですね。いってしまうとハサーは「ボーナスとか関係なく何に対しても高い攻撃力が出せる」ということです。
といっても重歩兵は近接耐性持ちで近接ダメージをカットでき、ハサー以上に高い攻撃力で殴り返してくるので、馬側はそれなりのダメージは出せてもそれ以上のダメージを重歩兵から食らうことになります。
ちなみに本当に軽歩兵に対してボーナスのある馬もいます(アジアの騎兵等)。が、一般的な重騎兵が軽歩兵に強いのはボーナスが本質な理由というわけでないので、軽歩兵ボーナス持ちの騎兵はどちらかというと「対軽歩兵特化の重騎兵」みたいな扱いになります。
ボーナスがある=アンチ…というわけではない
ハサーの例でも分かったと思いますが、このゲームはボーナスが設定されているからすなわちアンチである…というわけではないです。
また、攻撃力以外にもいろいろな要素、例えばコストや移動速度等も関係してきます。例として基本の3兵種には以下のような相性関係があり互いにアンチとしてなり立っています。
このゲームを突き詰めていくと、「ボーナスが設定されているのにアンチではない」とか「ユニットAは1.5倍のボーナスを持っていてアンチ扱いだけど、ユニットBは1.5倍のボーナスがあるのにアンチ扱いではない」みたいなことはままあります。
そういうユニットの評価基準も説明はできるんだけど、初心者は経験者に「このユニットどうやって倒すの?」って聞いたほうが早いのでコメント欄やtwitterにでも投げておいてください。
次回はようやく「兵種について その②」をする予定で、軽騎兵と砲兵について説明します。一時環境をぶっ壊したアフリカの投槍騎兵の強さ(というか異質さ)についても説明をするので、復帰者にも参考になる記事になるんじゃないかな、と思います。
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