息子の卒業式
2023年3月17日金曜日。
雪解けしていたのに、朝起きると道路に
うっすら雪。
澄んだ青空にピリッとするような寒さ。
息子の小学校6年間の学校生活が終わりました。
この6年、ものすごく色々あり濃すぎて
6年どころの感覚じゃありませんでした。
小さい頃から繊細で不安症。
だけど落ち着きがなくお調子者、多弁。
母子分離不安症。色々手がかかり
育てやすいとは決して言えなかった。
幼稚園は行きしぶり。
行事で行けば、私が帰るとなると泣き
一緒に帰ることも。
その時は慣れさえすれば大丈夫と思っていて
寄り添うよりも突き放すといった感じを
あえてしていたかもしれない。
小学生になると、友達と行くよりもママと行く。
朝はお腹が痛いとトイレから出てこない。
遅刻は嫌だから休む。
学校には「癖がつくから無理やりでも
連れてきてください。来たらなんとかなるから」
泣いて嫌がる息子を無理やり車に乗せて
連れていったことも。
それでも学芸会は主役に立候補してやったり、
行事の代表の挨拶、
3年生運動会はリレーの選手のアンカーで優勝。目立つことは大好き。けど極度の緊張しい。
今思えば彼の気質は太陽星座が獅子座で月星座が乙女座。
目立つこと注目されて輝きたい一面、完璧主義で失敗が怖い、繊細。
そんな性格の矛盾を抱えながらも
その頃の私はそんなことはつゆ知らず
変な性格だなぁ…
そんなに緊張してごはんも食べれなくなるなら
やらなきゃいいのに~と思っていたし、
そんなナヨナヨしてる
繊細な息子を受け入れることが出来ずイライラしたり心配や不安になったりしていた。
その心配と不安が的中。
小学3年生でとても厳しい先生にあたり
自分で自分に制限かけたり、ルールを課する
人の目を気にする息子は
頑張りすぎちゃったのかな。
急に頼もしくなって学校休むも言わなくなって
行き渋りもなくなって成長したなと思っていた。
でも後から聞くと、
先生にサボりだとばれたら怖いから休むなんて
言えなかったらしい。
苦手な給食も残したらダメだというのも
大きかった。
夏休み明けプッと糸が切れた。
正確に言えば夏休みからサインは出てた。
宿題とか先に片づけるタイプだったのに
終わる2日前まで全く手につけない。
それでも提出しないわけにはいかないと
何とか必死に終わらせてた。
夏バテ?と思ったけど食欲がなくなった。
夏休み中はイライラしていることが多かった。
2学期始業式の給食で気持ち悪くなって
身体症状に出た。
吐いたらどうしようという不安な気持ちで
パニック障害みたいになった。
学校には行きたいのに行けない状態。
その頃は不登校についての知識も全くなく
今となっては全く逆効果で悪化することしか
してなかった・・・ごめん息子💦
校門の前まで送っても動悸と吐き気で
車の中で泣きだし行けない日々。
外出も吐き気や動悸がしてできなくなった
時期もあった。
答えを外側に向けて、あらゆる相談機関や
小児科、栄養いろんなことを試した。
でもどれもダメだった…
親子の信頼関係も悪くなったり、
お互い泣いて怒ってイラついて、
ぶつけまくった日々もあった。
自己嫌悪、自己否定、罪悪感、
過去の子育てを後悔しまくった。
その間は何にも変わらなかった。
3年生は行事は出たり、
4年生はほぼ全くいかず、運動会は出たけど
競技の全部は緊張で出られなかった。
5年生の切り替わりで急に
何もなかったかのように登校しだした。
朝から6時間目まで。
サッカースクールも選抜チームにも所属。
今まで何だったんだろう?
でもこんな急に大丈夫かなと思いながらも
給食だけは不安が落ち着くまで2か月ほど
仕事を抜けて付き添った。
それも大丈夫になった。
11月宿泊研修の前からまた様子がおかしくなり
不安も出てきた。
でも宿泊研修は行きたいというので、
付き添い送迎、日帰りで行った。
帰宅してからまた糸が切れた。
ここからまた不登校へ逆戻り。
やっぱり急に頑張りすぎて、
息切れしちゃったみたい。
これで大丈夫かもと思った自分をまた責めた。
娘も繊細。でもこの子は大丈夫と思っていたけど
頑張りすぎていたのかな。
この頃から行きしぶりそして不登校へ。
私はここで自分に目を向ける。
自分自身の学びをスタートすることに。
同時に兄妹不登校スタート。
4月の始業式は行ったものの次の日から行けない
GW明けに市の適応クラスへ。
6月には別室登校に。
行ったり休んだり、クラスに入ったりを繰り返し
自分たちのペースで行くように。
3学期頃には息子は楽しんで行くように。
娘は息子がいるから行けてた部分はあるけど…
母の私が自分に意識を向けて
自分を見つめなおすことで
考え方が180度変わった。
制限・ルールでガチガチだったのは
息子じゃなく自分。
私が変わりだすと子供も変わる。
これ、ほんと☝️
完璧主義な息子はいつも
過緊張から気持ち悪くなる。
吐いたらどうしようが怖くて
チャレンジが怖い、できなくなる。
でも卒業式は自分が出たくて、
練習も毎回頑張ったみたい。
初めは吐き気がして途中抜けたり
しながらも前日には式の時間は、
自分をコントロールしながら出れたのも
自信に繋がり当日。
前の日から緊張でやばいやばい💦
朝ごはんも食べれないし、どうしよ~
と言っていたけど歩いて友達と登校し
無事式も参加して、
卒業証書も受け取ることができました🥺
そのたくましく立派な姿、後ろ姿に
「この子はもう大丈夫」そう思えた🌸
息子は本番は吐き気もせず
全然大丈夫だったと。
式は泣いちゃうだろうな~と
ハンカチ多めで挑んだのに、
目頭熱くなる程度で
泣く間もなくさらっと終了。
泣きたかったなぁ~笑
今までの子育てを振り返ると、
ああしな、こうしないちいち口出し
コントロール、
先に先に手を出し、
ちゃんとしなさい、やりなさいの口癖
不登校はそんな私の思考や
生き方の軌道修正だっだと思う
制限ガチガチ、ルールありあり
周りの目ばかり気にして
心配や不安、自己否定、自己嫌悪
自己肯定感が低かったのは私。
それを見せてくれていた子供達
そこに気が付いて行動した時
動き出すってこと。
子供たちは子供たちの人生。
お母さんでも踏み込めない境界線
自分で考えて自分で選択して行動する
それが自立。
子供たちに大事なのはそれだと思った。
不登校に悩んでるお母さん
我が子を信じること。
毎日一緒だと感じないけど
確実に成長してる、強くなってるから。
不登校を経験した子供たちは、
人の痛みがわかる優しい子に。
そしてつらい経験を乗り越えるんだから
確実に自分を持った子に育つと思う。
中学校はどうなるかはまだわからないけど
この小学校の不登校で学んだことは
一生忘れない
過去の私のように
今困って苦しむお母さんの
お役に少しでも立てるように今後は
エネルギーを注いでいきたいです。
わたしが不登校の渦中で絶賛悩み中の時
そんな伴走してくれるカウンセラーに
出会いたかったなぁ笑
1人で悩む必要も抱える必要もなし
むしろ頼れるところは頼る、甘えるが大切。
最後まで読んで下さりありがとうございました
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