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橋本ドンのマンション管理士として思う事「管理組合 役員の選任、理事会での運営について その③」

<前回②からの続き>

以上の事から、最近は輪番制に関しては、最近半数の改選(任期二年にして半分づつの入れ替えで、引継ぎ問題の解消や一年でしたら先延ばしする事も2年でしたら本格的にやらざるを得ないといった事で、その方式が選ばれています)や報酬面での整備(交通費、勉強会、防火管理者の資格手当など)も出来始めてきます。

あとは、分譲管理会社との関係、そして業務チェック、です。特に運営上の問題もありますが、大きなところでいう、10何年におこなわれる大規模修繕工事の際の取り扱いです。分譲の管理会社とどのような関係を築き、そして一緒になって運営をしていくのか、お互いの責任、業務の所在を明確化するなどが必要です。

なお、余談ですが。。。そもそも管理会社を入れないという考え方もあるかもしれませんが、私は個人的には反対です。自分がしているからわかりますが管理の仕事は本当に幅が広く、予想もしない問題、対応することが多々あり、また判断に迷う事もあります、それらを専門的にしていない人が何の協力もなく行うのは、出来なくはありませんが、無理がありますし、私自身賃貸管理や他の管理もできますが自主管理でとの事でしたら、絶対にしません、仕事だから業務だから出来る部分や気持ちが大きいです。その為、私の個人的な考えで言いますと以下に管理会社と付き合うか、利用するか?利用されるか?だと思います。(お互いWINWINの関係が一番関係性としてはいいと思います。)

なお、話が多少脱線しましたが、以上の事から、このような運営面でのバックアップ(コンサルティング)と管理会社の監視(業務チェック)として、最適なのは、また存在する意味として、マンション管理士がここで必要になってくるのだと思います。業務の事を精通し分譲管理会社の業務をチェックする能力、他のマンションでの起こった問題などの解決よりの業務経験からのコンサルティング能力、そして、それらをフォローするネットワーク、これらをもっている第三者(分譲管理とも組合員とも独立している)としてのマンション管理士が最適だと思います。ただこのマンション管理士について、そこまでの管理上の場数を踏んでいる人が少ない事、実務として業務をしている人が少ない事、また実際の実績でしょうか?それにともなう組合より費用を捻出する価値があるかどうかが疑問視されているのだと思います。ただ、これが本当にいい意味でのジョイントが出来れば、分譲のマンション管理において大きな変革、管理の適正化につながるのではと思います。私はあとそれに加え、賃貸管理同様に、管理ではなくPMとして資産価値を向上できるようなコンサルティングも併せ持つマンション管理士になるべく活動をしています。

まだまだ、分譲マンションにおいて多かれ少なかれ上記のような問題が起こっていますが、それらの問題に対して少しでも役立ち、解決できるようになれればと思っており、今後も引き続き、実務に勉強に努めたいと思います。



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