社内のデジタル化は意識改革の始まりでもあり、長期戦である。
前回は、デジタル化を進めていく上での第一歩として
事前に情報収集をして期待値の調整を行うことが大切
だと書き
検討しているシステムがあればベンダーさんに問い合わせる前に
システムの下調べをして分からない部分を明確にすべきだと書きました。
今回の記事では、
これから社内のデジタル化を進めていく!
その上で、何よりも大切なことを書きたいと思います。
デジタル化を進めていく上では、ここが1番大事だと感じます。
前向きな姿勢が大事
今回は、「捉え方の姿勢」の話になってしまうのですが…
業務のデジタル化をするということは
(kintoneや新たなシステムを導入するということは)
現状の業務の「仕方」や「流れ」が変わることになります。
もちろん、そんなこと皆さん分かっているんです。
手書き作業→デジタル化すれば、その手書き作業はなくなります。
(入力という作業に変わることもありますよ。)
しかし、頭では分かっていても実際に「変わる」となると
現状維持バイアスが働き、デジタル化にどんどん後ろ向きになっていく方はよくいます。
現場からの反発もある
新しいツールを導入する際に、実際にそれを使ってくれるのは現場の方が中心になると思います。
いくら担当者の方が「これは作業効率がめちゃくちゃ上がるぞ!きっと皆んなの仕事も楽になるはず!」と思っていても
「変わる」ことに対しての抵抗
「デジタル」への苦手意識から
現場からの反発の声が出てくるのは避けられないかも知れません。
(現場はとくにデジタル苦手意識を持つ方が多いのをみてきました。)
第一希望は選べないかも知れない
kintoneの話になってしまいますが、
「カスタマイズできる系」のkintoneでは、プラグインと呼ばれる拡張機能が存在します。
(例:kintoneの標準機能では帳票出力(請求書等)はできないが、帳票出力プラグインをくっつければkintoneで帳票がだせるようになる。)
プラグインという拡張機能を使えば、システムのカスタマイズの幅もかなり広くなります。
それでも、kintone(その他システムにも言えることですが)にも運用上の「ルール」があります。
Aの方法がしっくりこない、使いづらそうかも?
そんな場合は
Bの方法を試してみる。
そんな場合が出てきます。
「自社で実現したいこと・形」
「システムで対応が可能な形」
これらの歩み寄りが、デジタル化を進めていく上では必須になります。
私もできるだけ運用のサポートはさせて頂いていますが
やはり社内のデジタル化を進めるのは、経営者さんや担当者の方です。
前向きに取り組めるかどうか?
ここは声を大にして言いたい。
社内のデジタル化は意識改革の始まりでもあり、長期戦です。
前向きに取り組めるかどうか?
これは、デジタル化を進めていけるか?
新しいシステムが導入された際に運用を継続できるか?
これらの部分に非常に強く関わってくる部分であると感じます。
「とりあえずやってみればいいや!」
軽すぎるだろ!と言われてしまいそうですが
デジタル化は、これぐらいの気持ちで取り組むのが確実にスムーズに進みます。