|愛しきわたしの花嫁姿ドレスポケットのハンカチ| Always always bridal
・・・・・・・・・・
ある花嫁との想いで話しを、ひとつお伝えいたします。
その花嫁と出会ったのは、私がブライダルスタイリストになって、15年くらいの時を過ごした頃でした。
花嫁が小学生の頃、お母様が他界されていました。よって、衣裳合わせにて母の姿はありません。
そんなお母様のことを言葉にされたのは、ドレス選びの時でした。一着のとてもシンプルなドレスをご提案プレゼンした時、花嫁の瞳から涙が溢れてきました。
体調が悪いのかと思い、フィッティングルームにて、休んでいただきました。
そして、ゆっくりと亡きお母様のお話しをされました。
「私が小さい頃、幼稚園へ行く朝、いつも母が言うことがありました。」
「ポケットに、ハンカチとティッシュを入れなさい。女の子でしょう。」
「さっきのドレスを見た時、説明を聴いた時、母の言葉のようでした。」
実は、ご提案したドレスは、両サイドへポケットがあります。あの頃では、とても珍しいです。表からはまったくわかりません。
もちろん、ドレスのデザインが似合うから、ご提案しました。
ポケットがある、そのドレスをプレゼンする時には、いつも女性の嗜みのお話しもします。
式当日、花嫁は、「幼い時のハンカチをドレスのポケットへ入れます。」と、心を決めて、ウェディングドレス を纏われました。(幼い時、使っていたハンカチを大切に持っていたそうです)
ドレスフロアには沢山のドレスがあります。その数あるドレスの中でも、ポケットがあるウェディングドレスは、そのドレス一点だけでした。
運命のドレスとは?
人と人が出会うことと同じ。花嫁と、ドレスが出会う瞬間にご一緒できる仕事。
仕事冥利に尽きます。
・・・・・・ ・ ・ ・ ・
頑張ろうね。共に。
YouTube動画です。↓
#note
#あなたに会いたい
#ウェディング業界
#ブライダル業界
#全国のブライダルスタイリストへ
#日本中のブライダルスタイリストへ
出会ってくださり、ありがとうございます。サポートは、少し先で叶えたいことがあるので、そのために使います。目の前のことに、気持ちを込めて向き合って参ります。by takako