見出し画像

新温泉町5(2021.1その2)人のいない温泉街

雪深い中同じ月に再訪問。しかし緊急事態宣言下、ほとんどの施設は休館、旅館の温泉は貸切状態だった。

日曜日入り

今回の訪問は日曜日から入ることにした。そうすると1日はまるまる仕事を考えず自由に行きたかったところに訪問できる。私は1週間まるまるワーケーションできるほど余裕はないが、日曜入りについてはワーケーターさんにもその良さが浸透しているようだ↓

https://note.com/dicekation/n/n5f57093f1f9a

鳥取市の白兎神社を訪れ、途中の岩美町はもちろん、反対側の隣町の香美町にも足を伸ばしてみた。
香美町にもあるジオパーク館は相変わらず興味深かったが、雪の降る空の駅(餘部駅)で、法事で実家から大阪に帰る唯一の乗客にお会いでき、親切に改札のない山陰本線の乗り方を説明してくれるなど本当に印象深い出会いがあった。来た電車に乗客は一人も乗っていなかった。
山陰本線のこの区間は、廃線検討されるなど苦境に立たされている。それでもなおこの駅は唯一無二の魅力があると思う。

雪の中、唯一の乗客を乗せて去る山陰本線

ほとんど仕事

できることが少ないからなのか、やることが多かったのか、この滞在ではほとんど仕事をしていた。合間にお昼ついでにまだ訪れたことがなかった但馬牧場公園に行くも、但馬牛博物館は開館していたが食堂は閉まっていた。博物館では、正午を回っているのに「どこから来たの?今日初めてのお客さんだよ」と言われる。もちろん貸切状態だ。スキー場も併設されているが、観光客はどこにもいない。

展示がわかりやすいのでクイズも楽々クリア!

貸切状態の大浴場

結果的にこのワーケーションでは全ての滞在が朝野家さん(ほぼ休館)になったが、その大浴場は素晴らしい。それを貸切状態で使えるなんて、なんて贅沢なんだ!と最初は思っていたのだが、誰もいない大浴場を独り占めしてもどこか満たされない気持になる。本来であれば人で賑わう温泉街のどこにも楽しそうなお客がいない光景は、寂しいを取り越して異様に感じられた。先の見えないコロナ禍の恐ろしさを、がらんとした豪華な温泉旅館でまざまざと感じることになる。

もりけん

緊急事態宣言下だし、孤食を徹底しようと思ったのだが、さすがに侘しく、地域おこし企業人のAさんをお誘いしもりけんさんに行く。
冷蔵庫から個々に飲み物を取り出し、カップ焼きそばなどをお皿に盛って出してくれる名物店だ(カップ焼きそばがよく俎上に上がるが普通にお料理おつまみは家庭的で美味しい)。今回は地元の方とも交流できた。
夜遅くまで開いており、何度か湯村での印象深い夜を過ごさせていただいたのだが、残念ながら2021年末に閉店してしまった。

真ん中がカップ焼きそば ツナ缶とサバ缶が脇をかためる

手応えをつかめない訪問

緊急事態だからなのか、私が貢献できる部分がないのか、2月の研修会が迫っているのに何かしらの手応えが掴めずにいた。そんな中、ふと、30人弱のこの課題解決ワーケーション参加者は今何を考えているのか?と思い始めた。そもそも、参加者と思しき人を数人見かけたが、会食が難しいこともあり全然横のつながりがない。
私は自分でも得意分野であると勝手に思っているリサーチ、というほどのものでもないが、終わった後ではなく現時点での意識が知りたくワーケーション参加者のアンケートをF室長に提案した。

奮発して食したレストラン楓のへれ100g 7000円超のランチだ!


いいなと思ったら応援しよう!