多様性へのチャレンジ
2017/04/24 小野寺友子
ブリコルールは、今、新たな仲間と出会うべく採用活動をしています。関係性を大事に、3名一人一人が一人一人とお会いしています。
この活動を通じて、やはり突き付けられるのは、良くも悪くも自分たちのハイコンテクストな文化、です。出自が同じだから?元々上司部下だから?その中でも更に近くにいるから集った私たちは、はたから見ると通じ合い過ぎている状態であることは否定できません。まさに「あ!」「うん。」で通じてしまいます…。
自慢だったこのハイコンテクスト文化は、新たな仲間を迎え入れようとした途端、急に排他的というニュアンスを伴って、自分たちの在り方を考えさせられています。
そんな矢先、見かけたライフネット生命会長の出口さんのインタビュー記事。語っていた内容が心に刺さります。
「社内にはたくさんのギャップがあった方が面白い。」
「同じような人が集まったら何も生まれない。」
「同質的な価値観に染まった社会では国語だけで仕事ができてしまう。」
「「あああれね」「よろしく」厳密な考えや言葉がいらないからいい加減で楽になる。」
「更にこれに年功が重なり、曖昧模糊としたものになる。」
「人間の優秀さにはさほど差はない。大事なのは、安心してついていけるか。」
私たちのこと見たのかな…
一般的な企業ならば採用活動は当然ながら大事な施策です。30人までは良い採用でいく、50人超えたら制度を整え、100人くらいで風土にテコ入れ、の感覚が私にはあります。でも弊社は3人。3人で愉快にやっている選択もあるのに、なぜ、採用活動をするのか?応募いただく方から問われる機会も増えています。
起業したからには何か大きなことを成し遂げてやりたい、といった野望は私にはありません。でも明確に持ち続けたいのは、「言行一致」していること。Diversity & inclusionを企業として大切にする考え方の一つに置いている私たちが、同じく近いことに甘えていてはいけないと感じ始めています。
会社として大切にしたい価値観を握った上で、個人の価値観やバックグラウンド、スキルセットにどこまでの多様を許容できるのか、どこまでの多様ならば活かし合えると思えるのか、どこまでの多様があれば更に面白いチームになれるのか。
自分たちこそが多様性を活かし合う面白いチームである、と言い切れる状態を目指したいと思います。