大庭 慎一郎

レゴ好きのプログラマー。メルカリiOS版の立ち上げとかしてました。

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Bluetooth LEと人生

この記事はエンジニアと人生 #2 Advent Calendar 2022の17日目の記事です。昨日はすぎーさんの「エンジニアになってからの5年間の振り返りとこれからの目標」でした。 僕が「エンジニアと人生コミュニティ」に入るきっかけとなった「Bluetooth LE」が、自分のエンジニア人生の中でどれだけ大きな割合を占めているかをこの機会に振り返ってみようと思い、アドベントカレンダーに参加することにしました。 コミュニティ参加はBluetooth LEがきっかけ僕がこの

    • SPIKEプライムのハブに自作iOSアプリからコマンドを送る

      前回の記事では、macOS SDKのIOBluetoothフレームワークを使ってハブにBluetooth ClassicのSPPでコマンドを送りました。しかし、iOS SDKにはIOBluetoothフレームワークがなく、macOSのように自由にSPPを使うことができません。 iOSアプリとBluetoothデバイスの間でSPPを行うには、以下の条件を満たしている必要があります。この条件を満たすと、IOBluetoothではなくMFiデバイスを扱うためのExternalAc

      • SPIKEプライムのハブに自作macOSアプリからコマンドを送る

        macOS SDKにはIOBluetoothというフレームワークがあって、それを使うとSPP(Serial Port Profile)対応のBluetoothデバイスと双方向通信をすることができます。IOBluetoothフレームワークを使って、前回と同じことをするmacOSアプリ作ってみます。 SPPでコマンドを送信するまでの手順 1.Bluetoothデバイスを探す 2.Bluetoothデバイスに接続する 3.SPPを提供しているサービスを探す 4.サービスからRFC

        • SPIKEプライムのハブにTerminal.appからコマンドを送る

          macOS版のSPIKE.appからハブにBluetooth接続をすると、以下のようなデバイスファイルが作成されます。"SPIKE" の部分はハブの名前によって変わります。 /dev/tty.LEGOHubSPIKE-SerialPort Terminal.app から screen コマンドか cu コマンドでこのデバイスファイルを指定すると、ハブにシリアル接続をすることができます。以下はscreenコマンドを使った例です。ボーレートの設定は不要です。 $ scree

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        • SPIKEプライムまとめ
          6本

        記事

          SPIKEプライムのBluetooth通信はSPPでJSON-RPC風のデータをやり取りしている

          SPIKEプライムのハブとホストがBluetooth上でどのようなやり取りをしているか調べます。Macの場合はPacketLoggerを使うのが簡単です。下記URLからダウンロードできるAdditional Toolsの中に含まれています。要Xcode。 SPIKEプライムとmacOS版アプリをBluetooth接続した状態でPacketLoggerを起動すると、下記のように通信内容をすべて見ることができます。Device Filterで「LEGO Hub@」で始まるデバイ

          SPIKEプライムのBluetooth通信はSPPでJSON-RPC風のデータをやり取りしている

          SPIKEプライムのBluetooth接続はBLEではなくBluetooth Classic

          macOS版のSPIKEアプリでBluetooth接続しようと出てくるダイアログが、いわゆる普通のBluetoothであるClassicのものでした。LEGO MINDSTORMS NXTやEV3と同じですね。個人的にBLE(Bluetooth Low Energy)を期待していたので残念です。 iOS版だとExternal Accessaryを選ぶダイアログが出てくるので、そのことからもBluetooth Classicであることがわかります。 iOSアプリとBluet

          SPIKEプライムのBluetooth接続はBLEではなくBluetooth Classic

          レゴ エデュケーションSPIKEプライムの買い方

          2020年1月9日、プログラミングできるレゴのセットに新しい仲間が加わりました。レゴ エデュケーションSPIKEプライムです。 これまでのセットに比べて、より少ないパーツと工数でロボットを作ることができる、とても魅了的なプログラミングセットです。ラージハブと呼ばれるマイコン内臓のレゴブロックに、3つのモーターや超音波センサー、カラーセンサー、フォースセンサーを接続してロボットを作り、それをプログラミングすることができます。 ただし、このセットは普通のレゴのセットのように、

          レゴ エデュケーションSPIKEプライムの買い方