大音量恐怖症だけどクラブ好きだったし、今は暗闇トレーニングに通ってる話
大音量恐怖症というものは、わたしが勝手に名付けただけなので存在するか分からないが、自分が記憶してる中では小学校3年生で既に大きい音に対して得体のしれない恐怖があった。
そして20年ほど経った今も未だ大きい音量に関して恐怖を持っている。
とにかく大きい音を聞くと、
・その場に居たくない、逃げたい
・冷や汗が出て鼓動が早くなる
・音量を小さくしたくなる、又は機械を壊したい衝動に駆られる
という状況に陥る。小さい音量→大きい音量にツマミを上げていく瞬間は鳥肌が立つほど苦手だ。
小学生〜高校生時代
小学3年生の頃にはそのような自覚があったので、とにかく音楽の授業は音に敏感になってしまい、鳥肌が立つほど苦手だった。耐えきれず、3回に1回は教室から脱走し、先生に連れ戻されては逃げるを繰り返した。
音楽の授業は「これから大きい音がくるかも」という謎の覚悟ができている状態なので、まだマシだが教室で
・視聴覚ビデオを見る時
・昼の放送で音楽を流す時
・運動会や学芸会、文化祭など
は涙を流すほど苦手であったため、学校の全ての音量をコントロールすべく、放送委員に積極的に立候補して音量を小さくしていた。笑
クラブに毎週行ってた頃
そんな大音量恐怖症のわたしだが、20代前半〜中盤はほぼ毎週土日は地元のクラブに通っていた。友達や彼氏とワイワイするのが好きだったし、お酒を飲みながらほろ酔いで踊ることが好きだったからだ。
なぜ大きい音が苦手なのにそういった場所に行けたのか。それは割り切ることにしたからだ。
この大音量は防音もされている空間で、周りの施設や人々も騒騒しい場所であることを認識しているから、誰にも迷惑をかけていないだろう
と。
ただ、自身のコンディションが悪い時は全く割り切れず入店して30分で帰ったこともザラにあった。
HSS型のHSPが理由だった
話は少し跳躍するが、わたしはHSS型のHSPだと認識している。
HSP=Highly Sensitive Person
生まれながらに「感受性が強すぎる」特性を持っている人のことです。
HSPの特徴
☑ 共感する力が高く、感情移入しやすい
☑ 直感が鋭く、創造性豊か
☑ 大きな音や、大量の情報にすぐに圧倒される
…などなどなど
HSSは、スリルや新しい経験を追求し、退屈しやすく、社交的で物おじせず、衝動的という特徴があります
それが理由で
「大きい音で周りが迷惑と感じてるかもしれない」
「だけど刺激を求めて楽しい場所に行きたい」
といった、大音量恐怖症だけどクラブが好きといった矛盾を生んでしまったのだろう。
今を生きる中で
現在はとっくにクラブ通いは卒業しているが、暗闇トレーニングに通っている為、クラブのような爆音と暗闇で日々汗を流している。しかし大音量恐怖症は改善していない為、どうしているか。
それは、音量が比較的小さめのインストラクターを探してその人のクラスだけ取ることだ。
もちろん防音の部屋であることは認識しているが、それでもまだ割り切れない時があり、とてもトレーニングに集中していられない事が多々ある。
それ以外の日常生活でも、会社で流れるBGMや友達が流した音楽やテレビの音量にも過剰に反応してしまうし、居酒屋で大声で話すうるさいおじさんにも恐怖を感じてしまい、全く話に集中できなくなる事がある。
HSS型HSPでの生き辛さを場面で感じることは多々あるが、大音量恐怖症に関しては恐らく一生治ることがないので、
○割り切る事
○耐えられなかったら逃げる事
○周りに伝えて協力してもらう事
で少しでもこの恐怖症に対処していきたいと思う。