
【読書記録】マンガでわかる敏感すぎる自分を好きになれる本
1.読むきっかけ
ドライブがてら行ってみた西尾中央図書館で”まんがでわかる”を検索したところ見つかった。
元々自分自身が人の感情に過敏に反応している気はずっとしていて、”敏感”と題した書籍がここ数年書店にあるのも知っていたが、なんとなく手に取れていなかったので、これを機会に何かを知れれば嬉しいと思った。
2.書籍情報
ISBN978-4-413-11373-1
定価:¥1,400.-(税別)
出版社:青春出版社
著者:長沼睦雄様・高比良育美様(マンガ原案)・小川かりん様(イラスト・マンガ)
3.アウトプット
🔹敏感なことは個性
🔹自分の個性との付き合い方をよく知る
🔹敏感は実は周囲を助けている
4.読んだ感想
実は180ページ程度しかないこの本を読了するために、4〜5日かかった。
1つにはマンガ部分は思ったよりも少なく解説ページが多い。このため、普通のマンガシリーズよりも時間が要した。ただ、この問題よりは多分自身の経験や感情と重なる解説が3章で多くなり、ここから読むペースが一気に落ちた。正直3章の途中までは初日に読めていたのだが、あるところから突然なぜか読む元気がなくなっていった。正直当初はよく分かっていなくてなんか読みたくない。疲れてるなぁというイメージだったが、今振り返るとうまく言葉に表せないが、嫌な感情を抱いていたような気がする。
この書籍の中で出てくるHSP(Highly Sensitive Person)に自分が当てはまるのかどうかはわからない。冒頭にあったチェックもほとんど引っかかってはいないし。
でも、3章の暮らしをラクにするヒントからが身に覚えがあるようなシチュエーションが多発し始めた。冒頭のチェックでもほとんど引っかかっていないため、自分はHSPではないんだと思い自分の敏感さとうまく付き合うヒントでもあればと読み進めていたのだが、このデジャブとも言えた3章からが苦痛が始まっていったようだ。時には2ページ読んで苦しくて本を閉じた。他の本を先に読もうかと思ったこともあった。(ビブリオバトルに向けて軽く他の本も実際にはチェックもしたが)
最後にはこの本だけにかまけていられないので、正直心を鬼にして、今日には全部読了すると心に決めて読み進めた。
3章はタイトルの通りで、こんなシチュエーションになったらこう対処したらいいんだよという対処法の解説で普通なんだけど共感しすぎると自分を責めてしまうのかもしれません。少し読んで、この章が辛い場合には先に4章を読むことをお勧めします。4章は自分を責めすぎているHSPに対して、HSPってこんな特徴だからこんなに周囲は助けられているんだよという元気になれる気づきを与えてくれている。自分を責めることが多い敏感さんには本当にありがたい章だと思った。3章で挫けていたら出会えなかったこの4章は自分を労ってくれるとてもありがたい話だった。
このタイトルにある自分を好きになれたかと聞かれると未だ好きにはなれていない。ただ、許してあげれる。許してあげようと思えることが4章にあったので、私はこの4章を糧にもうあと少し頑張ってみようと思った。
本の感想がこんな自分語りでいいのかとかなり思い悩みますが、これがこれだけ日数をかけて、苦しんで読んだこの本に対する正直な感想と感謝になります。
いつか、3章を苦しまずに読み直せる日が来ると信じて。
最後になりますが、いつもながらの駄文をここまで読んでいただきありがとうございます。
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