【読書記録】まんがでわかる妻のトリセツ
読んだきっかけ:
行ってみたいと思ってドライブがてら行ってみた図書館でとりあえず参考に読むのに都合が良い”まんがでわかる”シリーズを検索して、見つけた。
見つけたが、実際には支所にあったので、その日は借りずに後日借りた。
書籍情報:
ISBN978-4-06-517607-8
出版社:講談社
定価:¥1,200.-(税別)
著者:黒川伊保子様、堀田純司様(シナリオ)、井上菜摘様(漫画)
アウトプット:
🔹根本的な考え方(生存本能レベル)が異なるので、求めるものが互いに違い理解し合えないが、理解できないからこそ、せめてどちらか一方が歩み寄ることが大事。
🔹せっかちに考えずにのんびりと受け入れ、受け流す寛容さが大事。
🔹失敗しても、ちゃんと謝ろう。
読んだ感想:
本書で、出てくるストーリーは正直よく夫婦で聞くことのある。俗にいうあるあるストーリーで構成されており、共感ができる内容が多いと思う。そのストーリーに沿って、男女の違いを脳科学や遺伝的背景から解説し、だから女性脳はこうで、男性脳はこうだと解説してくれている。
ただ、最初のチェックシート段階から思ったが、むしろ私自身はプロ夫ではなかったが、かなり優秀なほうの良夫であった。しかし、それでも家庭内ではやはり問題は起きるものだ。自身がこれまでに問題から学び、対策した方法で正しかったものやもっと良いやり方があったなど気がつかせてくれた上で、最後には完璧な夫はいないし、夫も妻も失敗しないことはないと断言していて、つまりは失敗をしないように完璧を目指すことはお互いの精神衛生上良いことであるが、それだけの状態にはならない。だから失敗した時に「どうしたいのか?」を考えて、その結果に沿って、女性の求める答えかたを目指すことが大事だよと本書では教えてくれている。
本書のストーリーの中にあるが、共感し、褒めた上で、指導すべき点を指摘することで、妻に限らず、部下や職場の女性に対する接し方でもやはり良い効果が生まれるし、それどころか全ての対人関係において、共感し、褒められて嫌な思いを抱く方が珍しいので、”妻のトリセツ”というタイトルではあるが、”対人関係のトリセツ”でもある。こう言った事例は確かに会社でも見受ける。提出した資料が間違っているからとどんどん指摘だけしてくる方がいらっしゃるが、この上司部下の関係で提出した資料が指摘だけというのは正直色んな意味で心が萎えるだろうというのは火を見るより明らかであろう。
自身もチェックシートこそは良夫ではあるが、結論を端的に言ってしまう男性脳も持ち合わせているので、”否定しない習慣”(ISBN978-4866802091)にもあるようにまずは共感を示せるように努力したい。これが、全ての人間関係を良好にする最良の魔法なのだから。
最後になりますが、本書により自分のやってきたことへの自信、これからもっと良くするためのヒント、何よりもずっと良好なわけがないということを教えていただき大変感謝します。そして何よりもこんな駄文をここまで熱心に読んでくださった方には、本当に感謝しかありません。これからも読書して、自分の気づきを多く発信して、少しでも皆様に伝われば幸いです。