冗句(1) 昔の話だが、大学院の時に学園紛争が起こり一年間ほど休みになったのだ。もちろん授業はない。ぶらぶらしていたら「少しは働きなさい」と母。Pという出版社にアルバイトに入った。一か月ほどそこで見習いのような仕事をしていたのだが、上司が「今日から新入社員がくるから君は向こうに移って」と言われ、「これが本当に急き立てられる、ということですね」。 冗句(2) ある時、仕事に就いてからだが、あるお客さんのお宅を訪問した時のこと。その方のパートナーが「最近歯の治療で九州まで行った
今朝早く眠りから覚めた。外はまだ暗い。あれこれと頭に考えがよぎる。 ふとChateaubriand(シャトーブリアン)の愛人の名前をををを、思い出せない。え、愕然。呆然、不安が。いろいろな名前が次々と浮かぶ。どれも違う。時間が過ぎる。さらに不安が。「もしかして、頭に何か異変がおきたのか」と。すると突然「Récamier(レカミエ)夫人」という名前が頭に蘇った。そう、彼女だ。いつも、片時も忘れなかった名前なのに。安堵というか良かったという気持ちが同時に。これで眠れるなと。やれや
もう50年ほど前になるだろうか、世田谷の岡本へ引っ越してからバスに乗って事務所まで行くようになった。そのバスは朝7時何分かに最寄りのバス停を出る。だから朝6時に起き、身支度をしてから朝ごはんを大急ぎで食べなければならない。早食いは得意だが、朝の早食いはあまり好きではない。が、食べなければならない。食べないと昼までに腹が減る。で、毎朝駆け足で家を出てバス停へと向かう。これが当時のバスはきっちりと時間通りには来ない。早く来たり、遅く来たりだ。ともかくそのバスに乗り、確か中目黒駅ま
すきなように書けといわれて、その気になった。 ホームシックという言葉を思い出した。長く故郷を離れていると 無性に故郷が恋しくなるという病気だ。で、私の人生を振り返ると 家にはほとんどいなかった仕事人間だったように思う。だから家からいつも離れて生活していたのか。ホームシックもなかった。ところが最近のコロナ騒ぎで毎日家にいる。毎日が日曜みたいになっている。不思議なことだが、「なんだか家にいない」ことが懐かしくなってきている。 外に行きたい。そう思う。家を離れて生きてきたこ
さっき朝ごはんを食べている時に頭に浮かんだことがあった。それは生まれて初めて会社に入り、最初に「今日はB会議があるから」といわれた。え、B,,,なにかな。聞くと、会社にはいろいろと会議があり、その名称の一つだ、と。BはBOYの略で男性だけの集まりだそうだ。ちなみにAはAllで全社員、CはChiefで主任の集まり、DはDiretorでえらいさんの集まりだそうだ。こういったことを考える人がいるのに驚いたことがあったことを思い出した次第。