ガレットデロアの季節
イギリスに住んでいると、目にしたことないおやつや食べ物によく出くわす。
最近インスタを賑わせているのはガレットデロア。
フランスのガレットデロア
ガレットデロアとは年明けの1月6日に食べるもので、フランスの慣わしだ。
6日を皮切りに、だいたいのフランス菓子店は月末まで販売している。
このガレットデロアの中にはひとつだけフェーブと呼ばれる小さなチャームが入っていて、それに当たった人はその年幸運の女神さまに見守られる。
その上当日は写真にある王冠をかぶり、一日女王様になれるのだ。
家族が集まり、このケーキを食べ、一年の始まりを祝う。
そんな習わしが、素敵。
冬の楽しみ
ガレットデロアは見た目もさることながら、味も上品でおいしい。
さくさくのパイのなかにはアーモンドの効いたフィリングが入っていて、しっとりとした優しい甘さが口の中に広がる。全然くどくない。
12月のクリスマスシーズンから、イギリスのミンスパイやドイツのシュトレン、イタリアのパネトーネと、イギリスの冬はヨーロッパ各国のあまーいお菓子が街中のイルミネーションとともに賑わせる。
各国の食文化を楽しみながら、長くてくらいイギリスの冬を乗り越えたい。