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徳川家康と” 金のなる木 ”
どうする?
「” 金のなる木 ” が実在するんだって!!」
こんな話を聞いてしまったら、あなたはどうする?
日本史上最大の資産家だと言われる徳川家康
その財力の源…それは
なんと……
金のなる木
だとか……
全国津々浦々シナハンと称するネタ探しの旅を続ける身としては居ても立っても居られまい。
東名高速をぶっ飛ばしある山のてっぺんへと向かった。
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ここは静岡市にある久能山東照宮
家康の遺体を最初に安置し神として祀った最古の神社である
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余談になるが「ぶれるめん」メンバーにも”金のなる木”好き🐸が居る…
国内だけでなく世界各国からも参拝者が集まる有名なパワースポットだけあって、境内は家康パワーに溢れている。
家康の手形(実物)、家康が手植えした梅の木、遺骸が埋葬された場所に立つ家康の神廟、松潤のポスター、どこを見ても家康公だらけ!
と、神廟から後ろに目をやると突然そいつは現れた!!
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「金の成る木」について
ある時、家康公が家臣たちを呼び出し
「おめーら ”金の成る木” って知っとるかー?」
と尋ねたところ、誰も知る人はいませんでした。
家康公は自ら筆をとって1本の幹から大きく分かれる三本の枝を描き
「よろず程のよ木」
「志ひふか木(慈悲ふかき)」
「志やうぢ木(正直)」
と書いて「これを常々信用すれば必ず富貴が得られっから」と言いました。
続けて「どうだ、他にもあるんじゃねーか?」と家臣に尋ねました。
すぐさまそばに控えていた家臣のひとり・細川忠興公がこれに左右の枝を描き「あさお木(朝起き)」「いさぎよ木」「しんぼうつよ木」「ゆだんな木」「ようじょうよ木(養生)」「かないむつまし木」と書き加えました。
家康公は完成した絵を見て家臣に「左右の枝が繁昌するならばこれまた一段と富貴が得られっから。皆々この”金の成る木”を写し取って、帰ったら家のものに教えてやんな」と命ぜられたという。
まとめると家康の示す ”金のなる木” とは
「よろず程よき」(何事も程よき)
「慈悲深き」
「正直」
「朝起き」(早起き)
「潔き」
「辛抱強き」
「油断なき」
「養生よき」(健康を保つ)
「家内むつましき」(家族仲良く)
9本の木が言わんとすることは、極めて当たり前のことばかりに思える。
だが、はたして今の自分はいくつ実行できているだろうか(早起きすら…)
”金のなる木”とは自分自身の中に育てるもの、なのでしょう。
いま一度自分の言動を見直すいい機会となった。
さて、もしいまの自分が家康公に「お前のはどんな木じゃ?」と尋ねられたなら…
「ウキウキ」
「息抜き」
と、答える。
些細なことでいいので日常に楽しみや喜びを見つけ「ウキウキ」する気持ちを持つこと。そして上手に「息抜き」をしてあまり頑張り過ぎないこと。
またその時々で「木」が変わるかもしれないけれど…いまはこの2本を端っこの方にでも加えたい。
みなさんの「木」はどんな木でしょうか?
改めて自分なりの ”金のなる木” を考えてみてもいいかもしれませんね。
サワディ
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