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ぶれぐまが観たり聴いたり撮ったりする。 当面はブログの抜粋です。主にレゴ(特にバイオニ…

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ぶれぐまが観たり聴いたり撮ったりする。 当面はブログの抜粋です。主にレゴ(特にバイオニクル)、映画、写真、谷山浩子、たまに日々の思考が垂れ流されます。 twitter: bregmanicle blog: http://bregma.blog.jp/

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ギャラリーレポート 東京都現代美術館

ブログの再掲です 遊びに来てね 東京都現代美術館に行ってきたので感想。 美術館レポート 2022/1/2 東京都現代美術館 https://www.mot-art-museum.jp/ 今回は清澄白河にある東京都現代美術館に行って丸一日かけて三つの展示を観覧した。疲れたが最高だった。 クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する] Viva Video! 久保田成子展 MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2 以下感想 マークレー:「音」を

    • ギャラリーレポート 渋谷公園通りギャラリー Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村

      ブログの再掲です 遊びに来てね 渋谷公園通りギャラリーに行ってきたので感想。 美術館レポート 2022/1/4 渋谷公園通りギャラリー https://inclusion-art.jp/exhibition/ 渋谷公園通りギャラリーは滅茶苦茶信用できるギャラリーなので、毎回新しい展示が行われたときは必ず見に行くようにしている。 今回はおかんアートということで、告知を見たときはどういうことだとは思ったものの、国会図書館に行った帰りに寄ってみることにした。 知り合いが先に見

      • Deep Purple - Child in time 和訳と感想

        僕のブログの再掲です!あそびにきてね。 Deep Purple・・・。幼少期より親父から子守歌のように聞かされたバンドであり、こうして刷り込まれた音楽というのは生涯影響を与え続けるのだろう。"Burn"は特に長く聞いている。ギターを中心としたハードロックでありながら、バランスをとるかのように登場する電子オルガンのソロがかっこよすぎるのだ。ジョン・ロードのクラシック志向とギター担当リッチー・ブラックモアのハードロック志向、この融合がマジで見事なのだ(バンド的にはこの音楽性の違

        • Mike Oldfield - Nuclear 和訳と感想

          ※僕のブログの記事の再掲です 遊びに来てね Mike Oldfieldの楽曲「Nuclear」について述べる。 MGS5 The phantom painのトレーラーで使われたこの楽曲。核爆弾の投下という、取り返しのつかないことをしてしまったことへの絶望、その核爆弾が自分を制御できずただ泣き叫ぶだけの子供として描写されている点などが叫び歌として非常に心に刺さる。ギターの荒ぶりもあり僕の大好きな要素がてんこ盛りの曲である。 以下の曲も聞いてみてほしい まあ何の音楽的関連性

        ギャラリーレポート 東京都現代美術館

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        • Deep Purple - Child in time 和訳と感想

        • Mike Oldfield - Nuclear 和訳と感想

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          ハッピーウェディング前ソングを聴いて主体性を恢復しよう

          ブログも遊びに来てください! ハッピーウェディング前ソングという曲を最近知った。ヤバイTシャツ屋さんというグループの曲で、ダンスがかわいかったりアウトロで転調したり女の子が一人で歌うところとか、ポップさの観点からもなかなかの名曲だと思うのだが、自分が一番心惹かれたのは歌詞の露悪さ、さらにはそこから伝わってきたメッセージである。というわけで少し文章を書いてみようと思う。 さて、この曲、1にも2にもダンスが人気だ。自分はそこはよくわからないがかわいいというのは分かる。正直それ

          ハッピーウェディング前ソングを聴いて主体性を恢復しよう

          我々に必要なのは天使の法則ではない

          数値化することも、数値化できないものも両方同じくらい大切ですよねっていう当たり前の話です。 トマス・ピンチョンの著作、『重力の虹』に著されている、ある台詞が好きだ。 ロジャー、あなたの方程式はどうして天使だけのものなの。地上にいる私たちには、どうして何もできないわけ? 物語中、方程式によってV2ロケットが着弾する確率が地図上の各ピクセルにカラーの濃淡で弾き出されるのだが、それは俯瞰的な視点での数値データであり、実際にその場に生きる人間にとっては絶対的な安全を示してくれる

          我々に必要なのは天使の法則ではない

          問題の矮小化

          矮小化された問題が巷にあふれかえっている。安倍政権を叩く人を揶揄したところで、政治の問題が解決するわけではない。ネットいじめが原因で自殺した人がいても、いじめられる人にも原因があるという。誹謗中傷される人にも責任があるのではなく、純粋に誹謗中傷する人が悪いはずではないか。日本を揺るがす問題と題打たれたニュースの速報も、翌週には有名人の心底どうでもいいプライベートなゴシップに置き換わってしまう。殴りやすい手ごろなスケープゴートが常にのさばり、我々は本質的な問題に目もくれないどこ

          問題の矮小化

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          仙台ハイランドというテーマパークをご存じだろうか。 残念ながら2015年の夏に閉園してしまった施設なのだが、その閉園一週間前にせっかくだからということで友人と5人で遊びに行った思い出がある。 目的はウォータースライダー付きプールだった。というのも、当時住んでいた仙台市から手軽に行けるプール施設は非常に限られていたからだ。 みんなで車に乗り、わいわい言ってるうちに到着した。仙台ハイランドは予想通りというべきか、ものすごく寂れていた。閉園一週間前の華々しいフィナーレという感じ

          不合理な合理的判断

          合理的な判断というものは、一時の情に流されず、大局を理解した上での判断を行うことである。しかし、しばしばこのような合理性が、人の心を無視するといった旨だと曲解されることがあるように感じる。実のところ、合理的な判断の下、一部の情を無視して守るのは、より多くの人の心である。間違っても、心を無視した判断が合理的だという認識を持ってはならない。何故なら、人がどれほど機械に囲まれ便利な生活を享受しようとも、人と心を切り離すことは出来ないからである。判断とは常に心のしがらみが付きまとうも

          不合理な合理的判断

          映画に見る「偶有性」

          偶有性。かけがえのない自分の存在に気付くための最も重要なキーワードの一つでありながら、この言葉を知っている人は少ない。ここでは片渕須直監督の『この世界の片隅に』とクリント・イーストウッド監督の『15時17分、パリ行き』の二本の映画を主に取り上げながら、その根底にある偶有性と伝わってくるメッセージについて述べようと思う。 ここで私が述べる偶有性とは、「無限の可能性の中から選ばれ、意図せずそうなった、ものの状態」のことである。『この世界の片隅に』の印象的なシーンの一つに、主人公の

          映画に見る「偶有性」

          ロックマンに関わる思い出

          自分が子供のころ、児童館で読んでいたコロコロコミックに「ロックマンエグゼ 新ボスキャラ大募集」というのがあった。 自分はロックマンシリーズを漫画で見たこと以外1ミリとも知らなかったのだが、自分の考えたキャラクターがゲームに出てくるという文面に惹かれ、早速デザインを開始した。 ロックマンシリーズのキャラクターは、得てして顔の構造が複雑でなく全体を見てもデフォルメが利いているため、子供でもデザインできそうだと思えたのも大きな要素だろう。 そして小学生だった自分が、自分の知識と色鉛

          ロックマンに関わる思い出

          集団の顔と個人の顔、その両面をいいように使い分けることの幼稚さ

          ツイッターの「伝わってほしい」という表現に腹が立つ。というのも、伝える主体がそのことを放棄し受け取り手の寄り添いに期待しているからである。主体たる個と客体たる他者の境界を曖昧にしたうえで、個の意思表示だけはしようとする身勝手さ、幼稚さ、一貫性のなさが腹立たしいのである。しかもその意思表示に伴う責任からはすり抜けようとしている。 人に甘えるのは構わない。他者と自分を比べて不平を言うのも構わない。皆が同一にならないと気が済まないことも構わない。他者の反応を前提とした生き方を否定

          集団の顔と個人の顔、その両面をいいように使い分けることの幼稚さ

          人を評価するものは、結局は自分自身について述べている

          震災に寄せてこの曲は作られました、被災者の方を元気づけるために・・・などいう表現はあまり好きではない。元気づけるという行為があまりにも高圧的だし、普段から元気づける、人に寄り添うような歌を歌う人はわざわざそういったことにインスパイアされて書くようなことはない。そういったときに評価される歌があるだけの話である。 中島みゆきのある曲が震災に寄せて書いたものだ、と述べているブログを見たが嫌いだ。浅はかすぎる。自分の目線でしか中島みゆきを見れていない。そう感じた。 自分が歌を聴い

          人を評価するものは、結局は自分自身について述べている

          Can't Hold Us by Macklemore & Ryan Lewis 和訳と感想

          ※ブログ記事の再掲です 2012年の名曲Can't Hold Usに込められた、自分なりに解釈したメッセージを述べる。 この曲に出会ったのは学部生の時だから、5年位前になる。その時は今回紹介するオリジナルではなくPentatonixというアカペラバンドのカヴァーを聞いてこの曲に出会った。その時は何となく聞き心地がいいな、PTX上手いな、位にしか印象に残らずそのまま忘れていたような曲だったのだが、今年になってからUntil the morning 2というコンピレーションア

          Can't Hold Us by Macklemore & Ryan Lewis 和訳と感想

          The Chain by Fleetwood Mac

          ※ブログ記事の再掲です Fleetwood Macの名曲、The Chain について述べる。 ぼくはハマるととことん熱中するタイプだ。お好み焼きにはまると一週間それを食べ続けるし、勿論レゴもそうだ。音楽もその例にもれず、ハマると少なくとも三日間はずっとその曲だけを聞き続ける。 今回ハマったのはこの「The Chain」だ。「Guardians of the Galaxy vol. 2」でこの曲に出会ったのだが、その時はなんとなーくかっこいい曲だなと思っていた。それより

          The Chain by Fleetwood Mac

          「情報化社会」に思うところ

          概要 無料で情報が手に入り、簡単に拡散でき、匿名で批判できるSNSと呼ばれるネットワークサービスは、個々人が無思考で使用する限り、当人だけではなく社会全体のレベルをも止揚していく事はできないと思う。あと、匿名に隠れて他者を攻撃している奴は、どんな理由があろうとも、卑劣でダサい。 ――――――― インターネット普及以前、無料で与えられる「大衆好みの」情報源の多くはテレビが担当していた。五感のなかで視覚がほかの感覚器より圧倒的に情報量が多いことを加味すると、テレビの持つ情報拡

          「情報化社会」に思うところ