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「望まれていないのに生まれてきてしまった」ずっとそう思って生きてきた。そこから卒業する。

わたしは、自分のことを
ずっと「わたしは望まれていない存在なんだ」と、思って生きてきました。

望まれていないのに、存在してしまっているから、
嫌なことがあっても、耐えなければいけないし、
望まれていないのに、存在してしまっているから、
せめて、価値を提供しなければならない。

存在が許されていないのに、存在してしまっている以上、罰受けても当然の報い。
それを拒否する権利はわたしにはない。
存在が許されていないのに、存在してしまっているから、
存在を許可してもらう為には、価値を提供しなければならない。

生存が許可制だと思っていた。
何をされても、文句を言えない。
生存を許される為に、価値あるものを提供する。
それではじめて、いることを許されると思ってた。

だから、暴力的な扱いも、受け入れなきゃやらない、耐えなきゃいけないし、
必死に頑張らなきゃならない。手を止めたら、いることを許されなくなる。

その為に、任務を遂行する為に、
わたしは、自分の感情を押し殺すようになりました。
だって、つらいとか、痛いとか、やりたくないとか、疲れたとかを感じてしまったら、耐えられなくなるし、頑張れなくなるから。
何をすべきか??にいつも必死だった。
だって、生存が許可制だから。
いつしか、自分が何が好きなのかわからなくなった。

身体の感覚と自分がつながってる感じがなくて、身体を大事にすることができなかった。
身体がしんどければ鎮痛剤を飲み、栄養ドリンクを飲み、身体にムチを打ち続けて頑張り続けてきた。
だって、生存が許可制だから。
手を休める選択肢はなかった。

ちなみに、小学校高学年ぐらいまでの記憶がほとんどない。多分これも、感じることを封鎖することでしか、頑張り続けることができなかったんだと思う。
当時のわたしなりの最善の策だったのだと思う。
けれど、今後もこう思いながら生き続けていきたいか?と問われたら、NOだ。

わたしが、家庭内で生き抜くのには必要だった、私が生きるための策は、今後のわたしの人生を幸せにするものではないと今わかる。
だから、傷ついたこころを癒し、背負ってきたものをひとつずつ降ろして、わたしはわたしのための道を進んでいく。

読んでくれて、ありがとう
「BREATH.」masako


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