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1.様々な寄付集めの手法

「寄付が集まらない」と相談されたときに、
・いろんな手段を試しても集まらないのか
・そもそも手段を知らないのか
というのをまず確認させていただいています。

最近、オススメさせていただいているのは、クラウドファンディングです。

いろんな会社がサービスをリリースしていますが、ネットで寄付を集める手法です。

募金箱を置かせていただくという方法も古典的ではありますが、あります。
この場合、募金箱を置くことで、知名度も上がっていくという効果もあります。

魅力的な会員制度を作るということも、会費収入が実質的な寄付となるので、会員を集めるという手法もあります。

企業からの協賛金や協働して、「寄付付商品」を開発するということもできます。

その場合「企業側のメリットを考える」ということが、重要です。

私も印刷会社の営業を10年以上やって、法人の多くのお客様と接してきました。

もちろん私が販売しているものは、お客様のメリットになるものを営業していたつもりですが、特に私のお客様のメリットになるものは何かというのをいろいろ考え、提案していました。

それは、その会社というのではなく、その担当者のメリットを考えていたということです。

同じ会社でもそれぞれ役割があり、その人の成果の基準が違います。

だから、売上UPを目指す部署や担当がいれば、経費削減が仕事の部署もあります。

会社にもちろんメリットがあることが前提ですが、その担当者の成果や評価につながるものを提案しなければなりません。

企業との協働や協業、協賛依頼を考える場合、実は企業にどういうメリットが出せるかにより、CSRの部門に行くのか、マーケティングの部門に行くのか、広報部門に行くのか変わってきます。

まずは、自分たちのやろうとしていることが、企業にどういうメリットを出せそうか、そこから考えるといいかもしれませんね。

相続や遺贈という分野も最近注目されています。
遺言で寄付をお願いするということに取り組んでいる団体もあります。

換金性のあるものを集めるという方法もあります。
書き損じはがき、テレフォンカード、古書などを集めているところもあります。

認定NPO法人や公益社団法人という法人格になると、寄付控除の特典があるというのはご存知ですか?

寄付した人が控除を受けられるということで、認定NPO法人や公益社団法人になることで、選ばれる理由もひとつ増えます。

今回は広く浅くいろんな手法を紹介させていただきましたが、あなたの団体でもきっと工夫して使える手法があると思います。

2.あなたの団体に寄付をする理由はありますか?

私は数年前から「○○育英会」に寄付をしています。
とは言っても少額ですが・・。

本来であれば、こういうことは言わないもので、私も今まで人に言ったことはありません。

ただ、今回敢えて公表したのには訳があります。

なぜ私が寄付をするようになったか。ということをお伝えすることで、寄付する側の見方の参考になるかと思ったからです。

私は三浦綾子さんの本が好きで、その影響から私も少しでも寄付をしようと思い出し、寄付先を探しました。

そのころ子どもが生まれたばかりでしたので、子どもに関わるところでどこか寄付できるところはないかを、インターネットで探しました。

本当は身近な知り合いにそういう活動をしている人を知っていたら、そちらに寄付をしていたでしょうが、残念ながら知り合いがいなかったので、インターネットで探しました。

寄付はすることに意味があると思いながら、やっぱり有効に使って欲しいという思いもあります。

どういうことに使われるのかなということを調べていました。

あとは、この団体は大丈夫かなという安心感というところも重視していました。

となると、やっぱり名前の知られている有名なところに寄付した方が安全かなと思い「○○育英会」に決めました。

振り返ってみると、
①団体がどういう活動をしているか知りたい
②寄付がどのように使われているか知りたい
③その団体が安心か知りたい

逆にこの3つの要素をきちんと伝えることができなければ、寄付を集めるのは難しいのかなと思いました。

あなたの団体がもし小さくて、安心感を伝えられないと不安を感じる方がいるかもしれません。

しかし私は、当時知り合いがいなかったので有名なところにしましたが、もし信頼できる方からの紹介であれば、安心ですので、そこに寄付をしていたと思います。

確かにまだまだ寄付をする人は少ないです。

でもきちんと寄付を求めている事を発信して、上記の3点を意識し共感を得られれば、寄付も集まってくるのではないかと思います。

逆に言えば、共感を得るメッセージやビジョンも必要ですが、それだけあっても活動報告がなければやはり信頼感が出ませんので、寄付先としては魅力が半減以下になります。

私が関与したとある団体は、イベントの活動だけではなく、今日こういう人に会った、今日はこういうミーティングをしている等、ガンガン活動をfacebookを使って発信しているんです。

そうすることで、認知度もじわじわ高まり、ファンも増えて協賛も企業から声がかかるほどになったところもあります。

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