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2024年度大阪大学医学部学士編入した際の勉強内容

 今回は大阪大学医学部の学士編入試験を受験することを決意してから、私が行った勉強内容について記したいと思います。私は大阪大学医学部単願であったため、偏った勉強内容になってしまっています…
 これから医学部学士編入を目指す方々のお役に少しでも立てましたら幸いです。


受験を決意するまで

 学士編入学をぼんやりと考えたのは、2022年の7月あたりでした。受験まではおよそ1年程度ありましたし、まだ完全に受けると決意したわけではありませんでした。しかし、大阪大学医学部の英語には外部機関のテストスコアが使用されること、受験をしなかったとしても英語の勉強は役立つだろうとのことから、まずはTOEIC に取り組みました。本格的に受験を決意したのは、2023年の12月末くらいだったかと思います。その時点で一通りの教科書を揃えはじめました。

勉強時間について

 平日は基本的に朝 8:00~19:00 まで会社勤務をしていました。通勤時間が行き帰りで1時間ずつあったので、通勤の際に英語や生命科学、化学に取り組みました。帰宅後は1,2時間程度、物理学の演習や生命科学のまとめの時間に当てていました。週末は土曜日か日曜日のどちらかは家族と出かけることが多かったです。週末の平均勉強時間は土日の合わせて5~8時間程度だったように思います。
 勉強時間の内訳は、物理学: 40%, 生命科学: 50%, 化学: 10% 程度でした。物理学は問題自体が難しく、ある程度勉強しないと全く点数が取れそうになかったので、基礎を重視して勉強しました。生命科学は大学の学部以来ほとんど触れておらず、配点も物理と化学より高いので十分な時間を取りました。化学については、現状の知識で合格点は十分に取れそうだったので、隙間時間に周りと差をつけることを目的に勉強していました。

各科目の勉強内容

英語

 英語には、高校生の頃から苦手意識がありました。幸いにも、外部機関のテストスコアにより点数が決まる方式でしたので、他の科目の足を引っ張らないような点数を取れればヨシとしました。
 外部機関のうち、TOEICがもっと点数が取りやすそうだったので、TOEICに取り組みました。使用した参考書はTOEIC専用の単語帳(金のフレーズ)とリスニング教材(TOEIC L&R テスト 究極のゼシリーズ)と公式問題集です。金のフレーズに記載されている単語は全て習得し、リスニング教材は2~3周行いました。公式問題集は時間を計りながら2回分解きました。幸いなことに、1回目の受験で885点を取ることができました。

物理学

 基本的にマセマシリーズを使用して基礎の復習を行いました。力学、熱力学、電磁気学を中古で購入しました。かなり古い版もありましたが、物理学の基礎は変わらないので、気にせず安いものを購入しました。
 まずは手を動かしながら、1通りの問題を解いてみました。次に過去問を4年分解きました。この時点では時間を気にせず、マセマやネットを参考に全ての問題で正解を導くこと行いました。そして、出題レベルとよく問われている内容を確認しました。
 続いて、過去問演習で理解が不十分だと明らかになった問題を中心に、過去問を時間内に解答できるように練習しました。大阪大学医学部の試験は、マセマに載っている例題を組み合わせれば、合格点は取れると思ったので、マセマと過去問以外は行いませんでした。

化学

 化学は得意科目でしたので、いきなり過去問演習から入りました。出題される内容やレベル感を確認しました。現在持ち合わせている学力でおおよそ対応できそうでしたので、化学は過去問の周辺分野について、学生時代のノートやネットを使って簡単に勉強しました。手を動かす勉強はほとんどしなかったと思います。その後は、次回出題される分野を予想して、その分野を勉強していました。当たりませんでしたが…笑
 化学については教科書等の購入は行いませんでした。学生時代に買ったウォーレン有機化学の上巻の必要範囲のみ一度通読しました。

生命科学

 参考書はエッセンシャル細胞生物学を購入しました。まずは1周通読を行いました。続いて、過去問に目を通し、出題されている内容を確認しました。この時点では、記述問題の解答等は自力で作成せず、回答を見て「フンフン」と思う程度にしていました。試験で出題された内容または出題されそうな内容を重点を置きながら2周目の通読を行いました。適宜手を動かしながら紙にまとめていました。5月後半に入って、時間を測りながら過去問演習を行いました。十分に解答できなかった分野について、十分に理解できるまで繰り返しエッセンシャル細胞生物学を読みました。

まとめ

 以上、簡単にですが、大阪大学医学部学士編入試験に合格した際の勉強について記載しました。あくまでも n=1 の例としてですが、皆さまのお役に少しでも立てましたら幸いです。また、受験を決意した際の学力や志望理由書についても記事を書きました。こちらについてもご参照いただけますと幸いです。

 ご質問やご相談、リクエスト等がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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