国産品の消費が、社会全体を動かす。
平凡な結論ですが、やはり社会を動かす消費は「国産品の消費」だと思います。しかし、その行動理由が”応援のみ”では、多くの人がそうするとは思えません。
では、どうしたらその行動に移すか?
私が考えるのは、そこに社会問題への取り組みが絡んでいること、且つそれを僅かでも問題と捉えている意識が消費者にあること、そして何より自分に対して直接のメリットがあることだと思います。
こう思うのは、自分の体験からです。
自分の仕事へ何かの気づきやヒントを得たいという目的で、先日有楽町にあるb8taを訪問しました。目的のために色々物色しながらも、お昼時だったこともあり、折角なので初めて&美味しい食事を取りたいなと思っていました。
そんな中、展示の1つであったイベント「大丸有 SDGs ACT5」の紹介が目に止まりました。
そこで見つけたのが「withGreen」というサラダボウル専門店。このイベントの主旨を知り、なんとなく感化された中、今の社会状況への心配も加わって、昼食はここへ行こうとほぼ迷わず思いました。それは、ここでの昼食が、
初めて&美味しい食事 (自分のメリット)
✖
国産品の消費(国内産地の応援)
✖
二酸化炭素排出削減(社会問題)
になるからでした。このお店のコンセプトは
体と心がよろこぶものを
地のもの・旬のもの
地域社会を大切に
というものです。正に国産品の消費に繋がります。さらに「フードマイレージ」というキーワードが頭の片隅にあったからです。フードマイレージとは
食べ物がどれだけ遠くから運ばれてきて、そのためにどれだけ二酸化炭素を出してきたかがわかる数字
とのことです。国産品ならばフードマイレージが少なく、二酸化炭素排出削減に繋がると思ったわけです。
さて、普段の食生活・消費生活ではどうか?
正直なところ、私は社会問題に対する意識が特別高いわけではありません。なので、日々の食材などで国産品を意識するものの、毎回、全てに対して、国産品を購入しているわけではありません。やはりそこには素直に”買いたい”と思える要素は欲しいです。
「社会を動かす消費=国産品の消費」が増えるには、それが自然な消費行動へと向かわせる個人的メリットと社会的メリットが必要ではないでしょうか。