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Nikon Z 50撮影記:中望遠単焦点マイクロレンズの魅力に惑わされる

2024年9月8日。

AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sを着けたNikon Z 50をどうしても試したくて、早起きして出勤前に撮影。

今回の写真は、彩度下げと周辺光量落ちの追加とモノによって若干露出の調整とシャドウ盛り。WBは撮影時設定のまま。
派手な調整は入れていません。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

約80mm相当の画角は使ったことがないので新鮮。
夜と違って、明るいとピントが合わせやすい。
そして、ついつい寄ってしまいます。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

途中からピーキング表示をOFFにし、EVFの雰囲気でピントを合わせる。
周囲の条件にもよりますが、個人的にはピーキング表示無しのほうが撮影に集中できます。

絵はぎゅっと詰まった感じの広さ。
なんとなく被写体を配置しやすい。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

大胆にレイアウトし易い気がする80mm相当。
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sの特徴は合焦したときのキレ。
ボケとの立体感。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

秋の訪れを感じる。
まぁ、日中はこれでもかというくらい蒸し暑かったですけど・・・
自販機の写真はピンが甘かったのが残念でもあり、味にもなっている。
と思いたい。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

蜘蛛の糸に釣られた葉。
舞い落ちる葉を撮った訳ではなく、フラフラと揺れているところを。
余白が良い感じに撮れた1枚。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

引いても使えるレンズですが、どうしても寄ってしまうのはマイクロレンズだからでしょうか。

ネオクラならぬネオオールドレンズ。
いつものキットレンズとは違う味わいがある。
ような。

処理として彩度を落としているのは、緑がケバケバしく写っていて品のない写真になっているように感じたから。
そのへんがNikon Z 50の画像処理なのでしょうか。
まぁこれは好みですかね。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

ただの落ち葉も絵になる。

カメラ・レンズメーカーが複数の焦点距離でレンズを作っている意味がわかったような。
それぞれの焦点距離で同じ被写体を撮っても印象が違うし、撮り方も変わる。それがまた楽しい。
レンズを変えながら撮影を楽しむ。これがレンズ交換式カメラの醍醐味なのかと改めて思う。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

どこにでもある景色もカメラで切り取ると作品(って呼んでよいのか?)になる。
沼には行かないとかいいつつ、中望遠単焦点マイクロの魅力にとりつかれそう。

詐欺にはひっかからない自信があるっていう人ほど被害に遭うのと一緒でしょうか。
「沼にはまることな無い!」と首元まで沼に沈みながら言う姿が見えます。
いや沼の中でか・・・


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

ただの汚いガードレール。
しかし、収まりが良くて佇まいがよろしい。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

こうして引きの絵も撮れる。
川沿いで撮影している方が居りました。

決して広い訳では無い(むしろ狭い)が、奥まで続く感がでる。
縦に長い人混みや徒競走のスタートシーンを望遠で撮ると圧縮感で迫力がでるっていうあれですかね。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

で、また寄る。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRでは味わえない。
ただ、あの便利さはAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sには無い。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

お互いまだ撮っています。

マニュアルレンズの好きなところは、直感的にピントを合わせられるから。
AFエリアをちまちま動かすのも意外と面倒。
まずね、右目でファインダー覗けないから、AFエリアを動かすときに指がメガネに触れてしまって見えにくくなるのです。

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRもレンズのリングでマニュアルフォーカスができますが、操作感が違う。
うっかりズームリング回してしまったりで・・・


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

絵の歪みが少ないからキッチリとオブジェクトが揃う。
これは気持ちいい。
職業柄、オブジェクトが整列していないとどうしても気持ち悪く感じてしまう。

レンズの周辺を使わないことによるメリットでしょうか。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

脱出ゲームのヒントのような並び。
左から4、3(2にみえるのが騙し)、1、3。
鍵に4313と入力するとアイテムが得られるはず。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

実った稲穂が撮れたのは収穫。
稲刈りをしているところも多々あるので、撮る前になくなってしまったら来年まで待たねばならない。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整
Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

不思議と配置しやすい画角。
掲載の写真はすべてトリミング無し。
うまく収めたつもりでも、位置がズレていたり曲がっていたりするのだが、思ったよりきれいに収まっている絵が多い。

見える範囲が狭いから収めやすいのでしょうか。
これは持て余さずに楽しめる。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

こうして単焦点で撮っていると、便利ズームレンズがよく考えられているのだと気づく。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRだと、16、24、35、50(35mm判換算でそれぞれ約24、36、52、75)と目安が書いてある。

よく使いそうな焦点距離を網羅している。
確かに便利だ。
1本でだいたい足りる。

ただ、それでは味わえない世界が単焦点レンズにはある。
カメラが変わったのかとも思えるくらい。

ときに軽量コンパクトではなくなってしまうが、この楽しさも捨てがたい。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

んー。ちょっとずれた。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

ただの草もドラマティック。


Nikon Z 50+AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

カラーなのにモノクロっぽい。


気がついたら1時間くらい撮り歩いていて、危うく遅刻注意ラインを超えるところでした。


撮っていて感じたのは、やっぱりイメージセンサーに合ったレンズのほうが良いのではないかということ。
このレンズはFX/フルサイズ用(というかフィルムカメラ用)な訳で、DX/APS-C用ではない。
レンズが持つ本来の能力を発揮できていないのではないか。
ただ、DX機ではFX用レンズの周辺を使わない様子なので、場面によっては良好な撮影結果が得られる可能性もある。

まぁ、それ以前にその能力を引き出すだけの腕もないのだが・・・

最初はFX用のレンズもZ 50で使えるから、後々のためにもFX用を買っておけば良いかなと考えていたが、再考の余地ありです。


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