子どもとのルール作り iPadの使い方と机に向かう習慣へのチャレンジ③
こんにちは、えこです!記事に目を止めていただき有り難うございます。
みきの力を借りながら
今回からは具体的なルール作りのプロセスについての
お話しになります。
ルールを作ろうと思ったきっかけ
その後の流れは以前の①②記事からご覧いただくと
話がつながりやすいです。
ルールの目的を話し合う
私がこのルールを設定したい理由と目的は
・私がいちいち確認しなくても自分から机に向かって欲しい
・宿題をその日のうちに終わらせて欲しい
・iPadを使っていることで、宿題を遅い時間にやらないようにしたい
(やるべきことを先に終わらせてもらいたい)
上記について環境を変えてできるようにすることを
みきと話し合った。
みきからは下記のようにルール設定をしたらどうか?
とアドバイスをもらった。
・学校から帰ってきたら宿題が有るか無いかを本人が確認する
・帰宅後、iPadを使える時間をある程度設ける
・iPadの利用時間は、タイマーを使って本人がわかるようにする
(タイマー設定は本人ができるようなものにする)
・タイマーが鳴ったら、机にむかう
・机に向かっている時間もタイマーではかる(本人が設定)
・設定時間までに宿題が終わっていたら、iPadは自由に使えるようにする
・設定時間までに宿題が終わらなかったら、休憩を挟んで終わるまで繰り返す
ざっくりとそんな感じでルールの概要を決めたので
私はそのままの勢いでさっそくルールを作ってみた!
ルール作りのフローチャート1回目
言われたことは網羅してるし
これで完璧でしょ!!って意気揚々と提出したけど
そう単純な話ではなかった。
みき:おおお。超立派なガイドライン!
ではさっそく質問!
やめられなかったときに、iPadを取り上げるのに、
なぜ、仏様ポイントが与えられるの?
えこ:自分でipadをタイマーの音が鳴って
自主的に止めることを目的としているので
自主的にやめられなかった場合は
仏様ポイントが1個与えられるということで・・・・
みき:仏様だから、いいことが起きるってことじゃないの?
えこ:仏の顔も、3度までっていう意味なの。
みき:うーむ
わかりにくいな
イエローカード(ムンクカード)とかの方がわかりやすい!
確かに、「仏様」って、イメージ的に良いことが起きるっぽい。
そういう視点は第三者が見てくれているからで
私ひとりではとても気がつけないなっと思った。
改めて、ルールのフローチャートを練り直すことに。
ルール作りのフローチャートを修正してみた
今度はこんなんでいいかなぁ?っと恐る恐る
みきに手書きのフローチャートを見せてみた
みき:いいと思う〜!
宿題のメモのところ、こんな感じにするのはどうだろう?
あ。宿題のところと、休憩のところの前にも、タイマーセットが入るね。
使い放題iPadのとき以外は、
「タイマーのセット→行動」のパターンにすると、
タイマーセットを忘れづらいし、
タイマーのセットが次の行動のキュー(合図)になる。
「タイマーのセット」が合図になるのかぁ〜
タイマーを上手く子どもが使ってくれたら
私がいちいち声がけをする必要が無いのは楽だな!
みき:宿題メモをぐちゃぐちゃにして捨てる
のは、宿題をやっつけた感が出るのよ、視覚的に。
この新しいフローを
自分だけでえこちゃんの声かけとかなしで
一週間できたら良いことが起きる券を
発行するのはどう?
自分の行動だけで1週間できたら、
良いことが起きるという設定。
なるほど、そしたら自動的にやってくれる確率上がるかも!
みき:一週間きっちりやるだけで、
翌週は2日休めるorまとめて券を使ってもよしな感じ
自動化!
ルールって、単に作ればいいと思い込んでいたけど
いろいろと気にかける要素が有るんだと思った。
タイマーを自分で設定できるようにするための
適切なフローの場所に「タイマー設定」
のフレーズを入れる事も必要らしい。
このアドバイスをもとに、ルール表に手を加えることに。
この続きはまた次回。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
From えこ
※応用行動分析学に基づく取り組みを通じて
指導を受ける側として感じたことを書いています。
応用行動分析学の正確な説明や技術と異なる場合があります。
※日本でブラインドドッグ(目の見えない犬)を手伝う、世界でも数少ないエキスパート・トレーナーであるみきに、応用行動分析学に基づいた目線で環境への工夫やアレンジをアドバイスしていただいています。
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