子どもとのルール作り iPadの使い方と机に向かう習慣へのチャレンジ④
こんにちは、えこです!記事に目を止めていただき有り難うございます。
みきの力を借りながら
具体的なルール作りのプロセスについての
お話しの続き。
ルールを作ろうと思ったきっかけ
その後の流れは以前の①から記事をご覧いただくと
話が繋がりやすいです。
ダメ出しフローの手直し
私が子どもとのルールを設定したい理由と目的は
・私がいちいち確認しなくても自分から机に向かって欲しい
・宿題をその日のうちに終わらせて欲しい
・iPadを使っていることで、宿題を遅い時間にやらないようにしたい
(やるべきことを先に終わらせてもらいたい)
上記のことについて環境を変えてできるようにすることを
目的として、叩き台のフローを作った。
叩き台のフローで、修正したほうがいい箇所がいくつもあったので
作り直したのがこのフロー
みきから前回もらったアドバイス:
「タイマーのセット→行動」のパターンにすると、
タイマーセットを忘れづらく
タイマーのセットが次の行動のキュー(合図)になる。
という点をかなり重視して
タイマーをセットすることが自分で出来るよう
してほしい行動の前に、必ず「タイマーセット」
の言葉を入れてみた。
そして、自分が選択した先が分かりやすいように
っと思って
できた時とそうでなかった時の結果に色分けをしてみた。
フローについての修正点ふたたび
作ってみて、
やや自分でも言葉がうざいか?
と思ったけど、
子どもが自分一人で出来るようにする
事を重視した結果、こうなった。
一回ダメ出しをくらっているので
自分のフローに自信が無くなっていたけど
思いつく現状の精一杯が今のこれなんだから
当たって砕けろ!の精神で。
そしたら…砕けた(汗)
みき:
タイマーのセット、宿題、iPadの時間、
それぞれ色を変えるのはどうだろうか?
すべて同じだと、全部「作業」に見える。
この表を見て、すごいたくさん作業がある感じで、圧倒される。
前回の手書きフローでは、
「宿題が早く終われば、iPadだYay!、終わってなかったら、
もう一回、宿題タイムだね」
というのが、わかりやすかった。
これだと「宿題が終わるまで繰り返す」の方が強くて、
終わりがない感じがする。
どひゃー だよね〜( ̄O ̄;)
確かに、言葉のら列は圧迫感でしかないかも。
私はみきに、この「ひたすらやる感」を緩和するのに
何か良いアイデアがないだろうか?っと聞いてみた。
みき:
子どもには「選択」がある。
そして、「選択には結果が伴う」ということが、
視覚的にわかるようにしてほしい。
この図だと、えこちゃんが何をしてほしいかに、
ちょこっと他の選択があるって感じになる。
2択って感じではなくて、えこちゃんの希望のフローが前提な感じで強要的。
昨日見せた※手書きイラストみたいに
どっちかを強調してないでしょ?
どちらに進むかは同じ感じ。
えこちゃんの図だと、メインのフローがあって、おまけって感じ。
選べることと、選べないことの違いもわかりづらい
※みきの手書きイラスト
私のフローは
選択して欲しい方に強制的に誘導している感じ
になっちゃってるって事なのね。
フローの表現方法のアドバイス
さらにみきは続けてこう言った
みき:
細かいことだけど、
文字が真ん中にあれば中間に感じる、
矢印の太さや色が違えば、重きが違う
大人がして欲しいことの誘導ではなくて
子どもが選択するのよ〜
私たちは、環境をうまくととのえて、
子どもが知らず知らずの間に、
私たちがしてほしい選択をするようにするのさ
色々考えさせられるなぁ。
子どもに選択してもらおうと思ってフローを作っているのに
自分がやって欲しい事、望んでいる事が
この作成したフローに
にじみ出てしまっている。
子どもが選びたい!っていう選択になってない
ってことなんだろうな。
フローを作っていて気がついたけど
いつも私が子どもに何かをして欲しい時
無意識に私が子どもに望む事を言葉で強要していたのではないか?
いや、きっと知らず知らずのうちにそうしていたんだと思う。
文字を起こしてみて、
初めてそれを視覚化したような気分になった。
自分の見方にもっと柔軟性を持たせなきゃならん!
結構むずいぞー
この続きはまた次回。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
From えこ
※応用行動分析学に基づく取り組みを通じて
指導を受ける側として感じたことを書いています。
応用行動分析学の正確な説明や技術と異なる場合があります。
※日本でブラインドドッグ(目の見えない犬)を手伝う、世界でも数少ないエキスパート・トレーナーであるみきに、応用行動分析学に基づいた目線で環境への工夫やアレンジをアドバイスしていただいています。
みきのプロフィール
Miki Saito/動物の行動とトレーニングのコンサルタント
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