バレエ素人初心者考察~①~
〜〜〜この記事は、2019年2月24日に書いた記事です〜〜〜
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みなさんこんにちわ。バレエ&ストレッチ横浜アシスタントの大野です。
桜木町のマークイズの前は、イルミネーションが毎年綺麗ですね!顔だけ浮いちゃいましたよ!
先日、生徒の皆さんと話していた時に、
「バレエの上手さって、どこまでが下手で、どこから上手なのか?」という発言をしました。
意図としては、自分は男性で2012年の29歳からバレエを初めて、早6年半。まだまだ"バレエが上手くなった"と思える領域には思えず、どうやったら"上手く"なるのか?とボンヤリ考えていたところからでした。
~~~先に…
今回の話は、まじめに書いていますが、あまり堅苦しく考えたくないので、やわらか~く読んでいただければと思います。笑
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自分が踊っている時に、鏡に映る自分を観ていますが、動画に撮って見てみると、色々と発見があります。バレエ初心者のほとんどの皆さんが最初に思うことでしょうが・・・「うわ・・・ヒドイ・・・」という感想。
当然の事ですが、腕と足の使い方の未熟さ、キレの無さ、動きの遅さ、一つひとつの動きが小さくて"ちまっ"としているところ。歩く動作や、顔のつけ方、表情などの細かい所作まで。至るところで「出来ていない」自分と対峙することになります。
レッスン中は、"自分はやっている!"、"出来た!"、"よっしゃ!"とか思っていても、いざその動きを見てみると、「えぇ~、まじかよ・・・」となってしまいます。
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結論から述べると、では今はどうなのか?
「良くなってきている」と言えると思っています。(一部段階的に…ですが)
それは何故か?
つまりその答えは、最初に提示した「下手ゾーンから上手ゾーンに移れた瞬間があるのか?」という問いに対する答えかもしれません…
答えは・・・
「瞬間は・・・・・あります。」
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ユリエ先生のレッスンを受けていて、皆さんは気づいているかもしれませんが、ユリエ先生から【言われた事をちゃんとやっている】と、上手くなっているんですよね。
え?当たり前な事を言うなよと・・・
そうなんです。すいません・・・僕は最近までその事に気付けていなかったのかもしれません。
それと細かい話をするとその続きがあります。
【言われた事をちゃんとやること。】とは・・・
↓
・言われた事を繰り返しやり続けること。
・言われた事が、どういう事なのかを、自分の中に落とし続けていくこと。
・言われた事に対しては、疑問を抱かずにやってみる事。
・言われた事を自分のパズルに組み合わせていく事。
・上記に書かれた事の"濃度"を高めること。(頻度を上げる、意識する時間を増やす、考える時間をつくるなど。)
↓
さらには、
・動きの意味を感じてやってみること。
・踊り全部ではないが、つながっているということを感じる。
↓
仕上げに
・「考えなくする」(身体の中に取り込み済みという意味で)。
こんな事が、「言われたことを、ちゃんとやる」っていう事を、少し体系的に捉えた順序なのかなぁと、最近考えました。
この順序を捉えていることが、"上手くなっている瞬間"なのかなと思います。
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たとえば、ピルエット(回転)について。
ピルエットって、皆さんどうやったら回転出来ると思いますか?
・回転するという事の基礎。
・まずは1回転。
・2回転の壁
・3回転への挑戦
・その先の世界へ…
ざっくり↑こんな段階割りをしても、それぞれに意味があると思います。
・回転するという事の基礎。
(肩のつけ方、顔のつけ方、足の集め方を学ぶ。回転する動きに対しての慣れ)
・まずは1回転。
(ここが長い。アンデオールピルエットの順序を学ぶ。腕の使い方、集め方、ルルベに入る為のプリエ、パッセで足を開く柔軟性の必要)
・2回転の壁
(顔つける感覚、パッセで開くイメージ、集まって回転力が生まれる)
・3回転への挑戦
(より力を抜く感覚。意外にも決まった道を通ること)←いまココに挑戦中
それぞれの段階ごとにも、更に細かい動きや考え方の分岐があると思いますが、つまりどういうことかというと。
ピルエットは、"感覚"で回るのではなく、それぞれに体系化された"手順"があるのではないか?という事です。
ユリエ先生は、僕ら一人ひとりの動きを見ながら、いまこの人に必要な動きはこれだな…というポイントを教えてくれます。(これがユリエ先生のバレエ講師として、超スゴイ部分だと僕個人としては思ってます)
教わった事/言われた事が、どんな事であっても、それを繰り返しやってみて、出来るようにすることで、次のステージに進める準備に入れます。
ピルエットって、「パッセとルルベで長く立って入られれば…」なんて、最初の頃思っていたあの若き日の僕に言いたいです。
"立ってるんじゃないよ"…と。回転一つとっても、たくさんの動きの集合体であり、動き続けているものだと思います。そこに止まっているように見えて、止まっているんじゃない。
全部につながっているというところですが、良いピルエットに繋げるために、良いシャッセがあり、プリエがあるということ。腕のアラセゴンの意識(腕は前!)や、ポールドブラで意識する肩の動き(後ろの腕が重要!)も、実はピルエットにつながっているということ。
なぜレッスンでこの動きをやっているのか?が他の動きにつながった瞬間に、"こ、これにつながってたのかぁ…"ってなるんですよね。これもまたバレエの面白いところ。
すいません…長くなったので、一度終えます。
自分の考え方を整理する為の備忘録の意味で書いたんですが、人それぞれにやり方や捉え方もあると思います。
それに、上に書いてあることには、不足している事や今後追加されていくこともあるのだと思います。
それとピルエット以外の動きにも、一つひとつの動きに対して、動きとしての意味があるんじゃないかと思いますし、機会があれば、また書いていければと。
↓いきなり完成系を見るのって、あまり良い事じゃないと思いますが、正しい動きからも、超絶技巧的なエンターテイメントの視点からも、やはり美しいピルエットという事で…
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