来年も頑張っていきたい。
今年は農地を売りに出したので、水田の面積はかなり減った。当然収益はその分減ってしまったのだが、規模が大きいほど経費や借金も増えるので、今年も自分が私生活に使える金はさほど変わらなかった。米作りは上手くいったとはお世辞にもいえず、代かきで失敗して差し苗だらけで、それでも一反(9.917アール)に対して10俵(1俵=60キロ)くらいにはなった。
米に含まれるタンパクの割合はほとんど7%を超えてしまい、食味はいまいちだが今年はどの農家もそれくらいタンパクが高い。家族からは来年から元肥の量を減らすべきだといわれているが、今年はタンパクが高かった原因は猛暑なのだから、肥料を減らしていいと個人的には思わない。代かきはやり方を少し変えた方がいいと思うし、差し苗対策として育苗は増やすべきではあるが。
私は4Hクラブにも所属して、後輩のクラブ員が代かきのやり方を変えて成功したという話も聞いている。来年はとにかく試してみるだけだ。
農業経済の研究はあまり進まなかった。しかし、時間をかけないとマシなものは出来ないので、どうしても致し方ない。マルサスに関する書籍の熟読はまだまだ不十分なので、そこはもっと頑張っていきたい。私の拙い論文が、読者にとってなにかの参考になっていただけたら幸いである。
今年の記事はこれで最後になります。それでは皆さん良いお年を。