ぐうたら医者今日も居眠り

精神科医。気がついたら30年以上も仕事していた。大学病院から始まり、市中のクリニック、地方の精神病院、学校医、女性センター、児童相談所など様々な職場に顔をつっこみ、浅めの経験値を積む。5年前からクリニックの雇われ院長として勤務している。

ぐうたら医者今日も居眠り

精神科医。気がついたら30年以上も仕事していた。大学病院から始まり、市中のクリニック、地方の精神病院、学校医、女性センター、児童相談所など様々な職場に顔をつっこみ、浅めの経験値を積む。5年前からクリニックの雇われ院長として勤務している。

最近の記事

我が家のファミリーヒストリー

 暑いですねえ。 診察では運動を勧めることもありますが、さすがに控えています。花火大会など、久しぶりに再開され、隅田川の花火大会では103万人も人出があったそうですね。    今月はお盆。ご先祖様をお迎えするという方もいらっしゃるでしょうか。私は子どものころ夏休みに祖父母の家に行くのが楽しみでした。海の近くに住んでいて、毎日海水浴をしたものです。    祖母の母、ひいばあちゃんにおノブさんというひとがいました。明治中頃から昭和初期までのひとです。当然私はあったことはありません

    • 熱い気持ちと経験値

      ★7月になりました。 今年の前半終了ですね。私は最近人前で話をすることが増えてきました。研修の講師などです。元々大勢の前で話すのは苦手で、今でも緊張しっぱなしですけど、修行だと思ってお引き受けしています。  でも私の仕事の基本は患者さんの診察です。いろんな患者さんとお会いしていますと、次第にある程度パターンがあることに気づきます。もちろん全く同じではありませんが、人間の精神構造の基本は同じなので、こういうストレスがあると、こんな症状がでる。そしてこのように経過していく、とい

      • にじの空通信~心の医者からのおたより

        #創作大賞2023 #エッセイ部門 #メンタルヘルス #精神科医のエッセイ 2019年2月~受験の季節  冬らしくなってきましたね。受験の季節でもあります。私は第一志望に入れなかった人なので、もう遠い昔ですが、受験は苦い思い出です。医者になれたのだからいいじゃないか!と怒られそうですが、当時は「もう人生終わったな」と思っていました…。医学部なのに女子大だし、憧れの広いキャンパスのある総合大学とは真逆の、都会だけどグランドもない、ただのビルの校舎…。やさぐれた気持ちでしばら