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心をなくして生きたくはない(文学は心を扱う⑰)
社会に出て、がむしゃらに働いて。
気がついたら氷の砂漠。
何かに擦り切れて、痛い。
擦り切れて丸くなるまで、この痛みは続くんだろう。
まだ、丸くなり切れてはいない。
いや・・・丸くなるのって、死ぬ時なんじゃないか?!
あわただしい毎日 ここはどこだ?
すごく疲れたシロクマです
強い日差しから 逃れて来た
しびれが取れて立ち上がれば
スピッツの『シロクマ』という曲を聴いた時、どうしようもない気分になった。
ぶわっと涙が出て、なんとかしなくちゃいけない、という思いが湧き上がってきた。
今すぐ抜け出して 君としゃべりたい
まだ間に合うはず
地平線を知りたくて ゴミ山登る
答え見つけよう
なんとなくでは終われない
星になる少し前に
心をなくしたくない。
文学的でありたい。
それはつまり他者への想像力をなくさず、自分自身の心の動きを自由に、人間の深奥へ潜る覚悟を、世界の真実から目を逸らさない、
そんな風に思ったのだった。