整理法(社会人の武装の仕方⑬)
紙の書類が多かった時代は、封筒整理法(野口氏の超整理法)を活用していた。(いまも一応活用している。)
A4書類が入る、角2の茶封筒にメモや書類を入れて、「タイトル」と「日付」を書く。
それを本のように並べて収納。
活用したら、一番左端に入れる。
古いもの、活用されないものは自然と右へ流れていく。
パソコンのファイルの、「変更日順」と同じである。
右へ流れ着いたら、処分を考える。
活性と非活性を分ける整理法である。
書籍についても、この整理法は使える。
デジタルが出てくると、封筒整理法は「検索できない」「場所がとられる」などのデメリットが目立つようになる。
PDFにして、検索できる形でデジタル化するのがいいのだが、冊子になって届いたものとか、いまだにそのまま封筒に入れて整理した方がよいものもある。
デジタルネイティブではないので、書類をいちいち印刷したくなる。
紙の状態で読む方が、誤字脱字などがわかりやすかったり、赤を入れやすかったりする。
印刷したものを傍らに、パソコンに向かう、という作業もある。
マルジナリアではないが、書き込みも含めて、ひとつの封筒に入れてしまう時もある。
というか、私のメモが紙のメモの場合もある。
デジタルとアナログに分かれて整理していると、一元管理、一括管理の原則が守れなくなる。
社会人は、探し物の時間を短縮しなければならないが、あっちかな、こっちかな、と探し回るのは得策ではない。
最終的にはデジタル管理するつもりなのだが、なかなか一本化が難しい。
超整理法の提唱者である野口氏も、封筒整理法を離れ、デジタルの整理法、AI整理法などの本を出されている。
ただ、どこまでいっても、私にはデジタルネイティブではない、という感覚がつきまとう。
アナログ世代、とまではいかないが、手放すことができない現実の手触り、感覚を、いまだ持ち続けている。