とりあえず人生変わるかわからないが高額寄付をしてみた話。♯5
とりあえず人生変わるかわからないが高額寄付をしてみた。
毎月数千円とかの細々とした寄付は、これまで何度もしてきた。
しかし一度に100万円もする寄付をしたのはこれが初めてだった。
なぜか?
お金に感謝したくなったからだ。
それも言葉でただ「ありがとう」と言うだけではなく、実際に行動に起こして感謝したかった。
ただ高尚な理想とは裏腹に、高額の寄付で自分がここまでビビるとは思わなかった。
上野駅近くのりそな銀行の窓口で、身分確認の為に運転免許証を見せるその指が震えていた。
緊張しすぎてだ。笑
その後、高額だからかなぜか窓口対応ができなくて、ATMで振込をした。
その時のATMのボタンを押す人差し指もプルプル震えていた。
きっとどんなに良い事でも
「自分の器以上の金額を扱う時、人は緊張する」
のだと理解した。
振込のボタンを押した後、100万の寄付やっちまったー!というハイテンションになってしまった。
そして、変に高まった緊張感と興奮が治るまでその日から3日間くらいは寝不足が続いた。
翌年、頭がおかしいと思われるかもしれないがまた100万円を寄付した。
今度は指は震えなかったし、熟睡もできた。
事務的にATMに通帳を吸い込ませ、淡々とボタンをポチッと押した。
一年前のあのドキドキはなかった。
緊張も興奮もなく、もう100万円程度の寄付では物足りない精神になったらしい。
この100万円の高額の寄付を体験してわかった事は、
①まず感謝の気持ちから寄付という行動をし、
②つぎに自分の器以上の金額の為、緊張と興奮を味わった。
③最後に事務的な無の感情になった事だ。
高額寄付をした直後からすぐ人生が変わったわけではない。
ただ段々と100万円というお金が小さく感じ始め、これくらいすぐに稼げるでしょ、と思うようになった。
つまり、これからの人生で何が起きても何度でも100万円は余裕で稼げるし、貯金だって簡単と感じられるようになった。
事実、その後3年で500万円くらいは資産が増加していた。
今回の教訓は、
「自分のお金の殻を破る為に、自分の器以上の大金を使う」
という事だ。