人を信頼するということ
僕はある日の道徳の授業前、保健室に行った。クラスメートがいるのは辛いから保健室で休もうという考えがあったが、胃がキリキリと痛くなったから保健室に行った。道徳は1時間目で僕が職員室前に着いた時、「職員朝礼中」という札が職員室前にあった。(保健室行くには職員室に行き保健室で休みたい旨を伝えなければならない)保健室の隣にある会議室の前によく相談するT先生がいたが、「胃が痛い」ということがバレるとと色々言われるような気がしたので、職員朝礼が終わるまで壁に隠れていた。たまたま他クラスの女子が保健室の方向に行き、保健室の先生、キキちゃん(キキララのキキちゃんが好きなため以下キキちゃんと呼ぶ)が出てきたので「先生、胃痛い、保健室行きたい」と言い、保健室に行った。体温を測り、椅子に座っていた。(そういえば保健室行ってる道のりで担任と他クラスの奴とあったな〜。謎に心配されたわ。)なんて思いながらキキちゃんと他クラスの女子の会話を聞いていた。他クラスの女子が自分のクラスに帰り、僕とキキちゃんの2人きりになった。(何話せばいいんだ〜?あと胃が痛い、絶対ストレスやろ。)なんて思っていたら、「鈴、なにかあった?」と聞かれた。僕は(まあ、まだ他の人に言うよりマシだし、周りの人情報によると精神系とかLGBTQ系に理解ある人らしいし、言ってもいいかな。)と思い、今の精神状態より悪化しそうで高校でやっていけるか分からないから精神科に行きたいこと、クラスがストレスになることを言った。キキちゃんは「病院に行くのはいいと思う。」的なことを言われ、キキちゃんが精神科に通っていたこと、自傷行為の経験者であることを言われた。その後、自傷行為のことなどを喋り保健室を出た。そして、その日の放課後、家の人に精神科に行きたいことを電話でキキちゃんが伝えてくれた。
その1週間後、三者懇談があった。担任からは「T先生(数学の先生)に相談した内容、全部言うで。」と言われていたので(あー。だるいなー。早く終わんねーかなー)と思いながら参加していた。三者懇談の5分前に教室につき、始まった。進路のことが10分で終わり、(早すぎんだろwww)なんて思っていたらそこから生活の話になった。担任には「夏目さんは承認欲求が強い」や「行動が幼い」や「自傷行為を人と話す手段として使ってる」と言われ、(このクソ教師、早く終わりあがれ。あと、あの性格になるとうざくなるんだよ。僕のこと何も分かってねぇじゃねぇか。)と心の中ブチ切れ、嫌いになった。(まだ、T先生に相談したこと言われる方がマシだわ。)と思いながら机の変な掘ったあとを眺めていた。三者懇談が始まって1時間が経ち、やっと終わった。その時には体がバキバキになっていた。心の中では(ぜってーこいつには相談しねぇ。)と思っていた。僕はあまり人を信頼すると良くないんだと学んだ。