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【がん経験談インタビューNo.1】肺がん経験者 山歩さん

こんにちは!まいです。

今回はがんインタビュー第一弾で
肺がん経験者の山歩さんにお話を聞きました!

野村さんは
60歳の時に肺がんが見つかった方です。

病気と合わせてお仕事のことなど
お話しいただきました。

ぜひご覧ください!

⓪病気の紹介

肺がんステージ1で
喫煙歴はない状態で病気が見つかりました。

①2015/10月・病気が見つかったきっかけ

喉風邪をひいて
何気なく近所の耳鼻咽喉科を受診したことがきっかけです。

医師が触診で甲状腺の腫れに気付き
別の病院で精密検査するように勧められ

超音波エコー検査を行ったところ
甲状腺に4cmの腫瘍が見つかりました。

すぐに大学病院の内分泌外科の受診を勧められて
紹介状を貰いました。

②がん発見

内分泌外科で生検生検してもらいましたが

「悪性か良性か判断が難しいタイプの腫瘍で
 甲状腺腫瘍は進行が遅いため
 経過観察か手術をするか自分で決めてください」

と言われました。

自覚症状はありませんでしたが
安心したいと思い手術をお願いしました。

術前検査で検査として

・肺機能検査
・血液検査
・胸部X線
・心電図
・頭部から骨盤部のCT検査

を受けたところ

右肺下部肺動脈と気管支に近い部位に1cmほどの白い影があり
肺がんの疑いがあると分かり

直ぐに呼吸器内科に行くように言われ
何が何だか分からないまま呼吸器内科を受診しました。

③2015/12月・呼吸器内科へ

呼吸器内科の先生は内分泌外科で撮影したCT画像を観ながら

「中が詰まっている。
 これは腫瘍で甲状腺腫瘍からの転移の可能性もあります」

と言われ
内分泌外科の先生からは
そんな話は聞いてなく、呆然としてしまいました。

その後
呼吸器内科で

・胸部精密CT
・PET-CT検査
・腫瘍マーカー

検査を行ったところ

胸部精密CTで数か所怪しい影があり
1.5cmほどの大きさの腫瘍が見つかりました。

PET-CT検査でもピカッと小さく光ってました。

ただ、病理検査を行わないと肺がんと確定できないので
気管支生検を行いましたが

検査後に

「鉗子で1回、針刺しを2回、水を吹いて採取したが
腫瘍の一部しか気管支に接していないため、
腫瘍が取れたかどうかは分からない」

と伝えられました。
そして、やはり、結果は腫瘍は取れていなかったです。

主治医からはもう一度気管支生検をするか
右肺下葉の切断手術を行うかを
自分で決めるように言われ

そこから無我夢中に情報収集しながら勉強の日々が続きました。

肺がんの書籍や病院にある冊子を読み
肺がんに関わる市民公開講座やセミナーに参加
複数のがん拠点病院のがん相談支援室で相談しました。

最終的に再検しても
がん細胞を取れるかどうかわからなく

また、手術がどんどん遅くなり
肺がんが進行するのが怖かったので
思い切って手術を決め、呼吸器外科に転科しました。

④2016年2月・手術前

1月22日

呼吸器外科の主治医からに

怪しい影は3つ。
手術中に行う迅速病理診断で
右肺下葉と右リンパ線をみて
肺底区切除にするか下葉切除にするか決めます。

ただ
手術室が空いておらず6月以降の手術になります」

 と説明を受けました。

4か月も放置してがんが進行しないか不安でしたが

2月12日金曜日のゆう方に主治医から

「手術室のキャンセルが出ました。
 明日 土曜日に入院できれば
 月曜日に3日後に手術ができますがどうしますか」

と電話をもらい
翌日に入院し、2月15日に手術をすることに。

手術中の迅速病理診断で
肺がんが確定したので
右肺下葉切除とリンパ節を切除しました。

ちなみにこの時は1週間ほど入院しました。

⑤肺がんの術後

胸腔鏡手術は右側の脇に3か所穴をあけて行いましたが

手術後の症状としては

・胸腔鏡を通す3箇所の穴も含めて胸部の色々なところの痛み
・咳止めを飲んでもなかなか止まらない咳

がありました。

主治医から

「左右上葉にすりガラス陰影があります。
 すべて切除したら肺がなくなるので経過観察しかないです」

と言われ

すりガラス陰影って何だろう

と再発が不安になりました。

自分ですりガラス陰影を調べ
主治医並びに他の医療者にもお話を聞きました。

知識が深まり
すりガラス陰影と共に過ごしていく気持ちに
少しずつなってきました。

一時、個人的に

・肉や乳製品を食べない
・玄米ご飯
・低圧ジューサーで有機ニンジンジュースを飲む

という食事療法をしてしまい

体力が低下し、これはマズイと感じて
なんでも食べるようになり体力も回復してきました。

⑥2016/4月・退職

2月に会社から退職推奨を受けていたので退職になりました。

⑦2016/6月・甲状腺がん手術

肺がん手術後の経過も順調だったので
内分泌外科にて右側甲状腺を切除。

⑧2016/8月・登山に挑戦

2016年8月 

痛みや咳も続いていましたが
山から元気をもらえるように思えて

ロープウェイで中央アルプス千畳敷に行き
300mほど登山をして宝剣岳に行き嬉しかったです。

⑨2017/4月・再就職

週3日勤務でもいいとオファーをいただき再就職。
自分のビジョンを叶えるために動いていましたが
体力の限界を感じて2019年3月に退職。

⑩2023/8月・現在

肺にすりガラス陰影が3か所あり
経過観察中ですが
再発せず元気に過ごせています。

以上
肺がんと甲状腺がん経験者の山歩さんのお話でした。

ちなみに
甲状腺腫瘍の病理結果で濾胞腺腫といもので
癌ではなかったそうです。

病気が見つかってから
ご自身で病気や治療法を調べて
病気に向き合っているのが
すごいと思いました。

治療後
登山される姿にも
尊敬しました。

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