完璧なAI。欠けていて美しい人間。
AIって凄いですよね。
近頃、音声ソフトやらイラストやら
AIの急激な進化に肝を抜かれることが多くなってきていますよね。
そんな中、ネットではこんな言葉が飛び交っているのをよく聞きます。
これが、AIが人に勝てない理由。
AIに思いつかない様な、面白い事や奇抜な事をする人に対してネタとしてよく使われているネットスラングみたいなものです。
この言葉が生まれた、根っこの部分には
AIによる急激な進化を目の当たりにして
(やばい、人はもうAIに勝てないんじゃないか…)
と、私含め多くの人が心の底で、大きな不安を感じているからでは無いかと感じます。
私も絵を描いているので、その気持ちはすごく分かります。
ですが、その言葉を聞いて思ったことがあるのです。そもそも、人間って完璧な生き物だっただろうか。
どんなに優秀な存在であったとしても、どこかしらが欠けているのが人間です。
あんなに輝いている推しですら、どこかしらに欠陥がある。
AIが優秀すぎて、AIが完璧すぎて、
人間もそれに勝とうとします。
でも、そもそも人間の良さは 欠けている 所にこそあるのでは無いか…そう私は思いました。
人間は欠けているからこそ、完璧を求める生物です。
それがどんなに難しくとも優秀になることを夢見てやみません。
優秀になり、褒められて 愛されることを夢見てやまないのです。
AIとゆうのは生命を宿さない、学習させればなんでも出来てしまう完璧な物なら。
人間はどんなに望んでも完璧にはなれない、生物です。
ですが、それこそが美しい。
そんなもがく人間を見て美しいと思う。そう思う私も、欠けているのだろう。
だから、AIに負けてしまうことが悪だと思わないで欲しい。