海底カニ文明 番外編:外の世界⑥
海底カニ文明は一つの国に過ぎない。この世界には人間もオークもそれ以外のいろんな生物も住んでいるのだ。彼らは関わり合ったりそうでもなかったりする。
アーシー
ノーム(土の精霊)。土壌の豊かなとこ、森とかよく耕された畑にたまに現れる。体は土でできているので元素の精霊の中では唯一ノーリスクで触ることができるが、蹴られると痛いぞ。
メルフェウス
悪魔の鍛冶職人。もともと魔王軍の武器製造担当だったが、悪魔基準でもブラックな労働環境に嫌気がさして仲間を率いて労働組合を結成、魔王を失脚させた。悪魔は契約を重んじる。魔王と言えど労働組合には勝てないのだ。
現在は自分の店を持っている。彼の種族は翼を持っていたが、メルフェウスは翼を腕に変えて作業効率を上げている。
パルド
ドワーフの暗殺者。毒を吐くぞ。物理的に。
このド派手な色は威嚇のときだけ出てくるので普段はみんなみたいに体の色を変えて周囲に溶け込めるぞ。
コランダム
ゴーレムの暇人。ルビーとサファイアの体を持つ製造数の少ないゴーレムだ。浴びた魔力を吸収、増幅して跳ね返す力を持ち、その体はダイヤモンドの次に硬い。両腕を変形させて剣を出すぞ
戦うのが嫌になってカニと戯れる日々。
コカトリス
とても小さい恐竜鳥類の魔物。あのときのぴよが成長した姿。
爪や嘴に毒を持ち、これにやられると石になってしまう。毒で一人目を倒し、石になった一人目で二人目をぶん殴る戦い方をする。
⑦に続く。