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kaiju-earth origin ③

kaiju-earthシリーズはKXsが考えたオリジナル怪獣にせっかくだからと作られた物語である。ざっくりしたあらすじしか書かれてないのは人間のキャラを考えてないからである。
この世界にウルトラマン的な存在はいません。どんな奴がきても人間が戦闘機と戦車とガーディアン(怪獣と戦う巨大ロボ)で何とかしなければならない。
originとは何か?それはシーズン2という意味である。



演舞神獣 バロゴン

身長:70m 体重:4万6000t 第9話「調和の舞」登場
バリ島に伝わる祭事用の仮面に封印されていた魂。
ランダザウルスと対を成す「秩序」を司る存在で、善良で人間ともある程度意思疎通をとれる。
「ランダ」が目を覚まし、実体まで得て破壊の限りを尽くしていることを感じ取り自力で復活。ガーディアンなどの依り代を持たない純然たるエネルギー生命体で、巨大な質量を持ちパワーでランダザウルスを圧倒する一方、即座に自らをエネルギーに戻し非実体化するなどまさに超常存在と呼ぶにふさわしい怪獣。
秩序、特に物理法則や自然を操る能力を持つ。植物の成長、突風、気圧の上下、物体の劣化や生物の再生などのごく普通の自然現象を極めて急速かつ大規模に引き起こし、自らの力とする。他にも両腕を顔の前で合わせることにより強力なバリアを展開する、金色の光を放ちランダザウルスの撒き散らした汚染を浄化する能力を持つ。
最大の力は自らと対を成す「渾沌」のエネルギー、すなわち「ランダ」の魂を強制的に非活性化させる能力で、自分もろとも活動不能になる代わり完全に封印することができる。
反面、歪んだ実体化を遂げたランダザウルスに対して自らの中和能力が十分な効果を発揮しづらくなっており、先に依り代となったガーディアンの機体部分を破壊する必要がある。

ランダがいたらもちろんこっちもいるよね。ということでバロン(インドネシアの獅子舞みたいなの)の怪獣。割とそのまんまな見た目をしている。
着ぐるみはジゴメルの改造。太腿部分くらいしか面影ないなぁ(その太腿部分も鱗の大きさ違う…)

もう再登場させられなさそうなチート強豪怪獣は早めに着ぐるみ改造される定め…


法力怪獣 鉄龍海

身長:50m 体重:観測不能 第10話「ハロー、ドラゴン」ほか登場
度重なる異次元由来の霊的存在に対抗する為、AMDFによって人工的に生み出された怪獣。
異次元産の怪獣達はこの次元の生物の持つ感情に左右される性質を持つ。例えばブリムスキングは人間の恐怖の感情をエネルギー源とし、それの存在しない場所では現実に留まることすらできない。そうした特性上、安定して現実に留まり続けられる存在を構成することは困難だったが、「触媒となる感情を、AMDF隊員から得られる『使命感』『正義感』に設定する」「必要な時だけ3次元的構造を顕現させ、普段は虚像の状態で活動する」という発想によって実現。なお、外見に関しては当初巨大な人型を想定していたが、実際に顕現したのはこんなのであった。
非常に高い知能を持ち、人間に友好的。言葉を発することはできないが、相手の脳内に直接映像を投射することで意思疎通をとる。
この状態では実体を持たないが、瞬間移動、念動力や破壊されたものの修復、超広範囲に展開可能なテレパシーと千里眼による探知、限定的な状況下ならば死者の蘇生すら可能。

法力怪獣 鉄龍海・第2形態

身長:50m 体重:4万t
随伴する2体の小型怪獣と合体した姿。この状態では実体を持ち、直接3次元空間に干渉できる。反面、実体化にリソースを割いた分、一部の超能力が使用できなくなっている。
主な攻撃手段は3つの口からの火炎放射、ウォータージェット、噛みつき。重心の低い姿勢は安定性が高く、自分より巨大な怪獣にも力押しで圧倒できる。遠距離の相手には尾から追尾性能を持つ金色の光球を無数に発射することもできる。

KXsは着ぐるみの構造多様性が大好きなので、中の人が膝をついた状態で入っているアイロス星人スタイル。第2形態になると腕は上げっぱなしだわ背中にでかいの背負ってるわで負担がすごそう。
ブディズムについて調べているときに「鉄龍海上人」なる人物の存在を知り、名前の響きがスゴイ気に入ったので生まれたやつ。鉄龍海上人は即身仏だそうなのでこんなドラゴンのミイラみたいな怪獣が誕生した。他にも一部の仏像とか不動明王とかの後ろにある後光みたいなやつとか、でかい仏像の周りにちっちゃい仏像が浮かんでるやつ(ブッダファンネル?)とかがモチーフ。
別名から全部漢字ネームの怪獣いいよね…


合成DNA怪獣 ヴェルーダ(成鳥)

身長:69m 体重:4万6000t 第11話「命は再び」登場
行方知れずとなっていたヴェルーダが成長した姿。
知能や学習能力の高さは健在で、可能な限り人間の前に姿を見せないようにしながら生き延びていた。山奥や地下空洞に潜んで他の怪獣を捕食しながら成長、成体となった。しかし不自然に怪獣の個体数が減少していたことがきっかけで人間に見つかってしまう。
成体になったことでさらに攻撃的な器官が発達、高い戦闘能力を得た。頭部には骨質のトサカを持ち、頭突きによる攻撃や頭部へのダメージを防ぐ。全身の筋肉量や骨密度も増大しており、その脚力と超高硬度の爪から繰り出される蹴りはたった一撃でガーディアンを半壊させるほどの威力を持つ。なんといっても目を引くのは腕と同じくらいの長さに伸長した3本の鉤爪で、湾曲している内側は剃刀のような非常に鋭い構造を持つ。さらに前腕には風切り羽のような部位が発達しており、これ以上成長を続けると飛翔する能力を得る可能性もあったかもしれない。

ヴェルーダ自体昔作った怪獣のリメイクなんだけど、その昔のほうの時点で成長してニワトリの怪獣になる設定があった。しかも白色レグホンだった。
でもリメイクによってちゃんとしたデザインの怪獣(ただのでかい動物ではない『怪獣』)にすることを意識してたので、セキショクヤケイ(ニワトリの原種)をイメージしてそこにヒクイドリとテリジノサウルスの要素を足して生まれた。
ここまでくるともうおいしそうではないな…


古代怪獣 テラリオム

身長:65m 体重:5万t 第12話「過去の襲来」登場
6500万年前に絶滅した怪獣。現代では化石のみが発見されており、絶滅した怪獣として比較的メジャーな存在。博物館に展示されていることもある。
しかし偶然発生した時空間異常をうっかり超えてきてしまい、現代に迷い込んだ。
全身は柔軟性と靭性を兼ね備えた頑丈な皮膚で覆われており、関節の可動域が非常に広いことが化石から分かっている。恐ろしげな顔つきで鋭い牙をのぞかせるが、基本的に草食。当時は現代よりも植物怪獣の数が多く、それらを襲っていたと考えられる。鋭い爪と口から吐く火球が武器。
全身の緑色の部分は体の一部ではなく、絶滅した多肉植物の一種である。この植物はテラリオムと共生しており、テラリオムにくっついて移動能力を得る代わりに防具として身を守るのに役立っている。この植物は水分を豊富に含み、ゴムのような質感を持つ。攻撃を弾き返したり、いざというときには食べる。非常に再生能力が高く、多少の欠損なら1日で元通りになる。
普段は大人しく動きも鈍いが、ひとたび怒り出すと人が、いや怪獣が変わったように攻撃的で凶暴になる。そのうえ普段ののんびりした態度が噓のように非常に機敏で活動的、自分の身長よりも高い場所に軽々と飛び移り、パルクールのような動きで高層ビル群を飛び渡る。大ジャンプして空中の戦闘機を叩き落としたり、自分に向けて放たれたミサイルを空中で受け止めて投げ返すなどの芸当も見せた。
時空間異常を再び発生させることもできず、かといってこのまま現代で保護することも倒すことも環境や歴史への影響を考慮し迂闊に手を出せない状況にある。

モチーフはメガテリウム。要はナマケモノで、顔の模様や体に草が生えていることなんかもナマケモノ(現存種のミユビナマケモノ)要素だ。ナマケモノの怪獣!斬新!とか思ったけどスロースオルフェノクとかいたね…
名前の由来はメガテリウムとかの「テリウム」(ラテン語で獣という意味らしい)+体に草が生えているので「テラリウム」から。

④に続く。

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