海底カニ文明 番外編:外の世界⑤
海底カニ文明は一つの国に過ぎない。この世界には人間もオークもそれ以外のいろんな生物も住んでいるのだ。彼らは関わり合ったりそうでもなかったりする。
モゴグ
オークの戦士。足を悪くして陸に上がれなくなったおばあちゃんの為に一生懸命働く。長男だから
パンツ一丁なのは素早さに全振りした装備だ。ゴツイ金棒を持っているが、この装備のおかげでトライアングルリープとかできるぞ
この世界のオークは叡智の神にモノリスでぶん殴られたシャチが進化を遂げた存在だ。
クラーケン
神話生物。神話の時代からずっと、滅ぶことも眠りにつくこともなく海を漂っている。大艦隊を跡形もなく破壊し尽くし(本人的には遊んでるつもり)たりする。吸盤ではなく管足に覆われた腕を持ち、管足1本1本が人間を軽々持ち上げる力を秘めている。
カニ達には死ぬほど恐れられているが、シロナガスクジラより小さいものは食べない。
ドリッピー
ウンディーネ(水の精霊)。雨上がりの水たまりや川や海からたまに湧いてくる。体はぜんぶ水でできているので、かわいいニャンニャだと思って吸うと溺れるぞ
サーイ
ドワーフの戦士。盾のフチを刃物になるまで磨き上げ、こっちで切り付けて攻撃する。ハンマーのほうは攻撃を打ち返すのに使う。
兜かぶってるのに体は全裸じゃねぇかと言われるが、ドワーフは体が柔らかく狭い隙間に入ったり体の色を変えて擬態したりできる一方、頭(に見える部分)に重要な臓器がぜんぶ入っているのでここだけは防具が必要なのだ。
この世界のドワーフはクラーケンと鍛冶の神が戦ったとき、鍛冶の神がマグマの籠手でクラーケンの触腕をちぎり取った結果、その破片が自己修復によって鍛冶の神の力を吸い取り進化して誕生した生物だ。
ブルーノ
リザードマンの暇人。かなり頻繁、それこそ2~3日に1回くらいの頻度で「ツチノコ」なる生物と間違えられて捕獲される。蛇とトカゲを間違えるか?普通
⑥に続く。