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人生の問題の切り分けについて



プロローグ


日々を生きていると色々な悩みや問題に直面することがありますね。

そんな時に皆さんはどのようにそれらの悩みや問題に対処していますか?

今回は私が悩みや問題について対処する時に行っている思考法について書いていこうと思います。

人生の問題や悩みの種類


そもそも人生における悩みや問題というのはどういったものがあるのでしょうか。

人間関係、お金、仕事、生活の質、勉学、健康、将来設計などが代表的な要因のように思います。

さらに、悩みや問題は自分が対処できるモノと自分ではどうすることもできないモノに大別できると思います。

この悩みや問題を上記の二者に分けることを私は問題の切り分けと呼んで日々の生活で活用しています。

問題の切り分け


至極当然のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、この思考法を活用することで人生は劇的に生きやすくなると思っています。

私たちは人生のあらゆる悩みや問題に直面した時にこの上記の二者に分けることなくいっしょくたにして対処しようとしてしまうことが多くあるように思います。

当然ですが自分ではどうすることもできない部類の問題を対処しようと考え続けても多くの場合では解決できることはなく、時間と精神的体力を消費するだけになります。

なので、人生の悩みや問題に対処する時にはまずそれらに取り掛かる前にそれらが自分が対処できるモノなのかそうでないモノなのかを考え、二者に仕分けする必要があります。

もっと簡単に言うと、その悩みや問題は自分の問題なのか、他人の問題なのか考えるということです。

この作業を挟むことでおそらく私たちが直面する悩みや問題の多くを右から左に流すことができるようになるでしょう。

つまり、私たちが日々直面している大半の悩みや問題は自分ではどうすることもできない他人の問題の分類に仕分けできるということです。

切り分けの具体例 職場の人間関係


具体的な例を挙げると、人間関係や仕事における悩みや問題で職場の人たちと良好な関係性が築けないというモノがあります。

この問題の自分が対処できることとしては例えば、自分から職場の人たちに積極的に挨拶をすることや関係値にあった言葉使いでコミュニケーションを取っていくことで直接的に個人間の関係値を作っていくことや、経験に応じた業務の習熟し職場に貢献をすることで間接的に信頼を獲得していくことなどがありますね。

他人の問題としては、そういった自分で行える問題への対処を行った上で、職場の人たちが自分をどう思うのかといった部分になります。つまり、職場の人たちに好かれるか嫌われるかということは本質的には自分にはどうすることもできない、自分の問題ではないということです。

自分の問題に注力し、他人の問題は考え過ぎない


人は他人に好かれようとしても好かれないこともありますし、特に意識していなくても好かれることもあります。全員に好かれることはないとも言いますよね。

なので、こういったタイプの問題には自分の対処できることに注力して、それ以外の部分についてはありのままに受け入れて必要以上には悩んだり考えすぎたりしないことが精神衛生上においても正しい向き合い方なのかなと思います。

もちろん自分が対処できる部分については全力で取り組み試行錯誤することが求められます。それを怠り結果について悩んだり不平不満を言うことは違うとも思います。

エピローグ


上記の例のように問題を自分のモノと他人のモノに切り分けることを習慣化することで生きていく上での悩みは劇手的に減ると思いますし、自分のできることに注力することで自分を人としてより成長させることもできると思います。

皆さんの今後の人生において他人の問題で悩む時間が少しでも減り、自分に向き合う時間が増えていくことを願っています。

見出し画像の作品紹介

アリ・シェフェール作、ダンテとヴェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊、ルーヴル美術館所蔵

最後までお読みくださった皆さん本当にありがとうございます。

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これからもこのような人生哲学や哲学書の解説、芸術や文化、歴史などについての考察など、人生や人間を広く理解するための記事を書いていこうと思いますので、よろしければフォローしてお待ちいただけると幸いです。



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寺田淳/あってぃ/ATSUSHI TERADA
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