【大人の読書感想文】0秒思考(著:赤羽雄二)


数々の著名人に影響を与えた「0秒思考」という考え方。私も2年くらい前に1度読んで、感銘を受けて、実践していましたが、改めて読み返してみました。

簡単に言うと、思考していることや悩みなどをメモにとにかく書くこと(文章として具現化すること)で自分の考えなどをすぐに言うことができると言う内容です。
具体的なメモ書きの仕方など細かくこの本の中には記載されていますが、今回はそれは割愛しますが、何故、この0秒思考という考え方が、大切かというのをこの本に記載されている内容も踏まえ、書かさせていただければと思います。

まず、重要な課題や会議の前に時間をかけて考えたり、議論したりしようとする人がいます。これをすると、もちろん仕事をしたつもりにはなります。徹底的に考えたり議論したりすると充実した気分になります。ただ、実際すぐにアクションつなげられているかといえば、怪しい。時間をかければかけるほど、もし道を間違えた場合、戻ることが大変になります。時間をかければ考えが深まるというわけではありません。1分間その議題に対して、思っていることや感じていることをメモ書きしてみる。殴り書きでOK。そうするだけで、思考がクリアになり、やるべきがなんとなく見えてきます。そうしたら、まずはそれをやってみる。もし間違っていてもその場合、すぐに軌道修正できます。
出来る人は、即断即決です。即断即決の精度は訓練で上げることができます。それがメモ書きなんです。常日頃からメモ書きすることで、思考が整理され、即断即決で対応が出来るのであります。
よく仕事はスピードが大事というが、ただ早いだけではダメ。このメモ書きが早くて、正確な仕事を生む秘訣なのです。

また、重要な課題や会議の前に、まず情報収集しようとして、延々と情報収集する人がいると思います。これは嫌な判断を先延ばしにしているだけです。結局みんなある程度イメージは思っているはずで、ただ、安全策をとって延々と情報収集しているだけなのです。日頃からメモ書きして、考える訓練をすると過剰に情報収集せずに、すぐに行動に移せるはずです。

2つの事例を挙げましたが、この本は単純にメモ書きをしようという内容でなく、メモ書きすることで、思考が整理され、優秀なビジネスパーソンの特徴である仕事が早いという部分が強化されるということでありました。

是非、皆さんも即断即決できるように、毎日1分で良いので、メモ書きを始めてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、書いたメモ書きは基本見返さなくてOKです。というのも大事なことは恐らく何度も書くことになり、勝手に手や頭が覚えるからです。

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