【新聞記事考察】NEC、さらば役職定年
55歳前後になると有無を言わさず役職を降りてもらう「役職定年」を採用していた企業は多いと思うが、近年その役職定年を廃止する企業は増えているらしい。
組織の新陳代謝や人件費削減を狙った制度ではあったが、労働人口が減る中、定年までの残り5年程度を意欲なく働いてしまうのはもったいないし、会社にとっても、マイナス要因にしかならないような気がする。
もはや日本企業にも定着している年功序列ではなく実力主義。この実力主義=若手の登用となっている日本企業が多い気がする。
実力主義=若手の登用・ベテラン排除みたいになっているが、少子高齢化、労働人口減少、若者は企業に属さずフリーランスで働くこの時代には、改めてベテランの処遇を考えた方が良いと思う。
実力主義であるならば、成果を出しているベテランもしっかり評価(昇給、昇格)させるべきだと思っている。
ベテランの影響力というのは、結構あって、ベテランが一生懸命、イキイキ仕事をしていると、
それをみて若手もイキイキ仕事をする傾向にあると思う。
一方で、ベテランが不満タラタラ(もちろんある一定層何もしないで文句を言う人がいることはわかっているが、ここでは成果を出しているベテランということにしておく)、やる気なくなっていると
やっぱり若手にも悪影響を与えると思っている。
ベテランの知恵や経験が、このリモートワークでコミニケーションとれない時代に役立ってくると思う。
新聞にも書いてあったが、この流れを進めていくには、本当の公正な評価が必要になってくる。
評価する側のスキルも大事になってくる。
これからは老いも若きも争う時代である。