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(第20回)糖尿病奮戦記(糖尿病専門医のひとこと)
元外科医が必要に迫られて、手強い糖尿病の患者さんの治療に当たらざるを得ないのですから、当初はとても辛かった。
教科書を読み直したぐらいでは、どうにもならない。そんな時、糖尿病専門医の講演を聞きに行った。講演後の質問の機会に、悩みを率直に質問したところ、「どの薬を使ってもいい、低血糖を起こさずにコントロールすれば良いよ」と教えられた。
その当時、インシュリンの分解を抑える薬(ジャヌビア)が発売それたのは幸運だった。アマリール1mgと併用すると1日1回の内服で、低血糖も起こさずにどんどん改善するじゃないか。HbA1cが10%を超えていても、一年後には7.0%以下をクリアする症例が続出した。まさにビギナーズ・ラックだった。
しかし、上手くいかない症例もどんどん出てくる。遂にインシュリン注射療法をせざるを得なくなりました。困った。