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多肉植物秋の部

 10月になった途端、季節が猛ダッシュで追いついてきた感がある今日このごろ。
 まだ昼間は夏の気温だから、と先送りにしていた多肉植物の手入れをがんばってやった。
 今年の夏の猛暑は多肉植物にも相当なダメージがあり、暑いのには強いはずのアガベも葉が焼けてしまうという事態に…。その他、ハオルチア系に弱ったものが多くでた。うちのマンションは周囲に建物がなく、風通しと日当たりはめちゃくちゃ良いので、夏は多肉植物以外の植物にとっては地獄みたいな環境だけど、ことしは多肉にも少し地獄だったみたい。エアコンの排気が当たらないようにするのは気をつけていたんだけど、徒長が嫌だから全体遮光はしなかったんだよね。すまんな。
 ベランダの多肉植物用の棚はIKEAのバッゲボーのシェルフを使っているのだけど、一番上に置いている鉢がぎゅうぎゅうになってきたので、ベランダの柵にひっかけるかたちのコンテナを買った。バッゲボーをもうひとつ増やすかどうか悩んだけれど、置き場を増やすと私が植物を増やすのが分かりきっているので棚は見送った。
 コンテナをネットで探しまくっている時に、これいいな、と思うもののほとんどが中国からの輸入代行で得体のしれない業者だったので、これはあれか、うっかり買い物をするかわりに代金と個人情報をお渡ししてしまうやつか、と恐怖を感じた。
 結局、コンテナは中華系ではあるものの信頼できそうな店からシンプルなものを取り寄せて設置し、アガベとアロエを並べている。平和そうに見える園芸業界も危険な罠がぽっかりと口をあけているのだなあと感じた秋の始まりであった。

丁寧に蕾数えて指を折るわたしが終わらぬうちに咲く花



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