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苦手だった夕方
突然ですが、私は夕方が苦手です。
夕方の過ごし方が苦手というべきか。
朝からしとしと冷たい雨の朝。
家族を送り出して、太陽礼拝と少しの筋トレ。
家事と+αの掃除。(今日は照明を拭く)
ここまでがいつもの流れ。
昨夜司書のレポートが2度めの再提出で戻ってきた。凹んだ。前の指摘をちゃんと修正したのになぁ〜。今回の指摘点は「データが間違っている」とあり。あぁ、それね、1度めの添削ではっきり言ってほしかったよ。レポートのフォーマットはコピペ機能禁止なので、うん、また1から書き直しだよね。厳しいね、あはは。
社会人大学生、司書の道もなかなかハードです。手帳を開いて、今日の予定に「図書館に行く」と書き足した。午後の用事の帰りにデータ確認に寄ってこよう。その後は司書のメディア授業配信を受けていたらあっという間に出かける時間になる。
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午後からはローカルメディア森ノオトのライター仲間りえちゃんの個展へ。小さなお祝いのブーケと焼き菓子を抱えてライターのまりちゃんと待ち合わせて現地へ。感じたことは、美大に行って、アートを生業にする人って、単純に「絵が上手い人」だけじゃないんだなぁということ。表現の向こうには、願いや祈り、そして思惑や企みがあるんだ。だからそれを知った時にはびっくりしたり、ゾッとしたり、腑に落ちたり、笑えたり泣けたりする。今回も赤ちゃんが2匹のわんこに手をとられて歩く絵があって、りえちゃんの赤ちゃんと今お家にいる黒パグ犬と、数年前お空に旅立ったレトリバー犬だそう。絵がやさしくて、心の奥に沁みて、なんだか泣きそうになった。
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個展を見終わり、その足で向かいの図書館へ。
本当に今日は冷える。傘を持つ手が寒さでヒリヒリするほどに。
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素晴らしいものを見た後で、なかなか頭が切り替わらないが、踏ん張って資料を探す。目指す本は「日本の図書館 統計と名簿」。あったよ、データが。前回「横浜の図書館」の資料で調べた数字と違うじゃないか。まぁ私には分からない事情や条件の違いがあるんでしょうか。新しいデータを確認する。この本は館内閲覧のみなので、メモ。
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雨でおうち日和かなと思いきや、それでも外に出てきて良かった。私は夕方が苦手だ。長女の赤ちゃんの頃の夕暮れ泣きももしかしたら今に影響を与えているのだろうか?さては夫が夕食の品数の多さを楽しみにして帰るゆえの夕食支度のプレッシャーか。単に日が暮れるタイミングで1日を振り返ることが多いからか。やるべき事を終えていても今日は何もしてない感に襲われる。雨で寒くて、今日はおうちで過ごせて幸せだと思ってそうしていたのに、息苦しくなったりする。なので、今日はこうして出てきて、素晴らしいものを見て、横浜市の図書館の蔵書数と貸出数のデータを調べられたことが私に充足感を与える。
私の前世は、遊牧民か何かだったのかもしれない。「家の中の時計」ではなく、空を見て、季節を見て、地球の時間軸を感じたい。そういう性質なんだと自覚した。
なので今日もせっせと夕方の楽しみを入れる。
夕飯は朝に可能な限り8割作るようにしている。ホットクックも駆使して品数を増やす。長女はもう高校生になり、夕方にもう泣くことはないし、私は今思う存分屋根のない空の見える場所へ出ていける。散歩をしたり、ウクレレのレッスンに行ったり、友達とお茶をしたり、銭湯に行ったりしている。
夕方が苦手だと自覚したら、それを避けるべく、楽しい夕方を探すようになった、というおはなし。今、夕方を楽しむリストが着々と増えています。