日本人のエンタメ 於 英国
「SING LIKE TALKING 佐藤竹善のアンダンテ」に「SAHAJi」がゲスト出演されてました。兄弟二人組の日本人バンドで、兄の西田蕉太郎さん(ギターボーカル)は34歳、弟の曜志朗さん(ギター)は32歳。
2020年に渡英。2024年1月「Future In The Sky」をリリース、全英チャートで8位にランクインし、イギリス内で注目を集めたとのこと。兄弟喧嘩など色々経緯はあったようですが、ダイレクトにイギリスへ渡り、名だたる結果を残されておられます。全く知りませんでしたが、竹善さんに教わることができてよかったと思ってます。
そして、少し前の話ですが、とにかく明るい安村さんも、2023年イギリスのオーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』で「安心してください。穿いてますよ!」のネタで、決勝戦まで進出し、大いにバズりました。
余談ですが、安村さんは「Don't worry, I'm wearing…」とだけ言ってます。wear(着る)は他動詞で、英語では目的語(ざっくり言うと「何を」にあたる語)を必要とするのですが、日本語をまんま訳しているので、「何を」を英訳してません。しかし、イギリスでは、安村さんがギャグを放ったあと、観衆が全員で「Pants!」と目的語を叫び、場がより一層一体感を増す、という凄い仕組みになってしまいました。英語話者は絶対に目的語を言いたいので、そこにうまくハマったということもあると思います。
とにかく、日本のエンタメは「オワコンじゃない」と思います。海外での成功事例が少ないとか、成功してても上述のSAHAJiの件が、大々的に報じられてなかったとか(筆者が知らないだけ、ってのもありますが)、そうした点を以て「日本のエンタメを取り上げる方もダメだ」というご批判もあるかも知れませんが、日本のエンタメはイケてると思います。