THE SECOND 2024 グランプリファイナル~準決勝
THE SECOND GPファイナル 振り返り、本日は準決勝。
準決勝 第1試合 金属バット VS ガクテンソク
ガクテンソク
よじょうのプロポーズの話から、副業の話へ。「アドベンチャー企業」「アイデアが上がってくる」「自信のない根拠」など、細かいと思われるボケワードも地味に強くて、奥田のツッコミも全部聞き手にハマって共感できる、実に心地よい漫才でした。強い。
金属バット
「料理なんか」「髪型なんか」という友保に対して、ボケ小林が、一回戦よりなお声張っての長セリフでボケてました。友保がメンチ切ったり「殺すぞ」とかツッコんだりする一方で「髪型漫才」というようなベタなボケも交えたり、風貌(友保のロン毛・坊主の小林)とネタ運びの絶妙なバランスが、本ネタでも冴えてました。
勝利:ガクテンソク
ガクテンソク 283 - 273 金属バット
このカードが、筆者が思う本大会の「ベストバウト」でした。
金属バットの方が、「〇〇とは」の件の繰り返しが若干冗長だったかもしれないが、あくまで誤差の範疇で、ただただガクテンソクが強かった、という結果かと。
そしてこれが今大会唯一の「先攻勝利」となりました。
(得点集計中に金属バットが「負けた、負けた」と言い、MC東野が「やいやい言うな!」とツッコんでるのが最高でした)
準決勝 第2試合 タモンズ VS ザ・パンチ
タモンズ
相方に誕生日プレゼントをあげあう、という設定。ええオッサン同士が誕生日プレゼントをあげあっている、というのも滑稽ですが、安部の「気持ちを汲み取ってくれてない」とかいう、「めんどくさい人」を全力で演じているのが面白かったです。
ザ・パンチ
2本目も「ねちっこい」挨拶から始まるツカミ。パンチ浜崎が「大江裕」に似ているのをいじる。また、ゾンビ映画のシーンを再現するくだりで、浜崎がダジャレを重ねて、ノーパンチ松尾が「つまんないんだけどぉ」とツッコむ。ただこれだけといえばこれだけなのですが、間やトーンなど、しっかりと「漫才」なので、納得の爆笑。
勝利:ザ・パンチ
タモンズ 264 - 278 ザ・パンチ
どっちもキャラが立った漫才でしたが、ザ・パンチの「関東風ベタ」が奏功した感じでした。結成27年目の円熟味が出ました。
コメントを振られた審査員の方が、「タモンズさんがずっと大好きで、、ザ・パンチさんも面白くて悔しくて…」と涙ながらにコメントしておられました。本大会でタモンズを初めて知った筆者、知らないことが多いと自省の念に駆られました。