【追悼】大山のぶ代さん 享年90歳
大山のぶ代さんが「ドラえもん」の声優を務められていたのは、1979年から2005年までの約26年間。筆者が視ていたアニメは、もちろん
大山のぶ代さんバージョンでしたし、単行本を読むときも、脳内では大山さんの声で読んでました。
筆者は「ドラえもん」から多くのことを学び、その学びが血となり肉となりましたが、それも大山さんの存在なくしてはあり得なかったと思います。
そして、藤子・F・不二雄先生も、大山さんの名演に最敬礼を払っておられました。「アニメ制作なんてわけないよ」というお話(単行本24巻収録)の一コマにそれが表れてます。スネ夫の向こうをはって、のび太がドラえもんの道具「アニメーカー」でアニメを制作するのですが、ドラえもんとのび太の二人が、どんな声優さんがいいかと、語るときに
と。この一コマ。小原さんも大山さんも役者冥利に尽きることは勿論ですが、読み手にとっても、こういうちょっとメタなセリフは面白いし、なんだかすごく得な気がしたものです。一コマの威力が地味に凄い、F先生の真骨頂が出てるシーンで、大好きです。
小原乃梨子さんは今年7月に、そして大山さんも。。心よりお悔やみ申し上げます。
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