【歌詞語り】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
発売年:2024年
作詞:R-指定
作曲:DJ松永
とのご本人のコメント。このフレーズに対しての考察は各所で展開されているようなので、ここでは詳述しませんが、「呪文」ということでいうと、以下の歌のフレーズも「呪文」のようなものかと。
「オッペケペー節」
作詞年:1889
作詞:川上音二郎
「オッペケペー」というフレーズ自体に意味はなく、音の調子・響きの良さで詞としてあてられたのでしょう。そしてこの歌は、紛れもなく、明治時代のラップです。姿形はかわっても、人の営みたるや100年、いやそれ以上に変わらず続いていくものだなと思います。
ストーリーや情景描写に富んだ歌詞もあれば、このように意味より響きが優先する歌詞もあり、いずれもれっきとした「歌詞」です。
さて、漫才においても、構成がカッチリしたしゃべくり漫才もあれば、「リズムネタ」や「言葉遊び」的な要素が主となる漫才もあります。後者の例として「フースーヤ」がフッと浮かびました。「チャーハンチャーハン」「パフュームじゃないで〜す」とか。とにかくいずれもれっきとした「漫才」です。